今回の事例は弊社ホームページからのご依頼です。
早速H様に連絡をさせて頂きお話を聞きました。
ご家族は奥様とご長男の3人家族、H様は現在派遣社員として自動車部品工場で勤務しているそうです。(勤め始めで現在半年)
今回滞納のきっかけは20年以上勤めていた「人工呼吸器」製造会社が外資系に吸収合併されたことにより創業者の退任と一緒に退職してから収入が激減した事が滞納の理由でした。
現在の自動車部品工場に決まるまでの間、貯金(退職金)や失業保険で凌いでいたそうですが、それもそう長く続かずカードローンや消費者金融からもお金を借りるように負のスパイラルに陥ってどうにもならなくなり最初は地元の不動産会社に相談したそうです。
しかし依頼していた不動産会社から全く音沙汰が無くこのままではまずいと思い弊社ホームページを閲覧してのご依頼の流れとなりました。
御希望は簡素で売却のみ、引越先は幸いなことに奥様のご実家が空室との事で買主様が見つかればいつでも引越は出来るとの事でした。
上記に記しましたが引越するにしても先立つものが無いので最低でも引越費用の捻出を希望していました。
事は急ぐので早速各債権者に連絡をしました。
住宅ローンに関しては既に依頼者様に「催告書」が届いておりもう代位弁済の手続きに移行していました。
他のキャッシングをしている債権者からも通知が届いていて弊社顧問弁護士に相談した結果任意売却後⇒免責(破産)しか手立てが無いとの事を依頼者様にお伝えしてご了承いただきました。
販売活動は?というと物件自体はオール電化で荷物は多いものの綺麗に住んでいたおかげで反響多数!すぐに売却できると思っていました。
しかし今の時代なんでも値上、値上によりオール電化が嫌われ逆に足を引っ張る形となりました。尚且つ道路幅員が狭く雪国ですから購入希望者様から雪が積もった時物件迄のアプローチも嫌われNG回答のオンパレードとなり難航が予想されました。
同時に債権者交渉も難航していて債権者の求める金額のお客様を探すことが出来ずに時間だけが過ぎていきました。
そうこうしているうちに競売の入札期日に入り、同時に債権者からも入札開始日の前日までの決済を求められて絶体絶命状態になりました。
正直申し上げますと諦めかけましたが、あと1週間しかない!ではなくまだ1週間あると考え方を変えて最後まで諦めないと強い信念で全社員総出の販売活動を行いました。
そうは言っても気持ちだけでお客様が見つかれば苦労しません!
ここで弊社グループ代表から鶴の一声!
かなりギャンブルチックではあるがここまで問い合わせが来る物件なら、時間に縛られている「競売」さえ外せば買主様を見つける事が出来るだろう!との判断の元購入していただける事になりました。
勿論「引越費用」捻出してもらえました。
ギリギリではありましたが何とか競売を回避できることになり依頼者様も無事に引越することが出来て有り余る感謝のお言葉を頂けました。
その後というと面白いもので時間の縛りがなくなったとたん買主様も現れ無事に売買が出来ました。
弊社は依頼者様の希望が必ずしも叶えることが出来ないかもしれませんが、限られた時間の中で依頼者様の希望を叶えることを大前提に決して諦める事なく最大限の力を発揮する事をモットーにしております。
お一人で悩まず無料相談窓口、ホームページもございます。困ったときにはお気軽にご相談ください。