任意売却最新情報

佐賀県N様「土地の半分が県の所有で販売苦戦するも無事成約」

今回の任意売却のご依頼者は、佐賀県にお住いのN様。

N様は、自営のお仕事が上手くいかなくなり収入が激減しました。奥様がパートをしていたのでかろうじて生活はできましたが、まだ残っている住宅ローンの返済は滞りだしました。そのタイミングで弊社へ任意売却のご相談をいただきました。

N様から弊社へ任意売却の依頼を受けた時は、住宅ローン返済の滞納が始まってから2~3か月が過ぎた頃でした。N様はもう新しく仕事を始める気力も無くなったので、オーナーチェンジご自宅を売却して年金の範囲内で暮らせる県営住宅に移り住みたいとのご希望でした。

早速N様のご自宅の売却の準備に入りましたが、土地の半分が県の所有地を借りて建物が建っているという特殊なケースでした。そのためどこの金融機関でも担保設定の問題から住宅ローンを借りることができないことが判明しました。住宅ローンが借りられない以上、買主は現金買いの個人または法人に限られるため全国的に買取を行う法人に絞って販売活動を行った結果、債務の完済はできませんでしたが売却にこぎつけることができました。

買い手が見つかり売買契約できたのは良かったのですが、転居先の県営住宅は申込の時期が過ぎていたため、県の住宅課に嘆願し、なんとか空き住戸で特別に審査していただき承認を得ることができました。転居先が決まったのであとは弊社で引越業者、建物内の不用品の撤去業者、転居先のエアコン工事等々の手配を行い、費用についても買い手にご負担いただくように交渉しました。結果的にはN様も費用を負担することなく、気持ち良くお引越ししていただきました。

最初に依頼してから決済まで1年近くかかりましたが、N様からは、まずは相続登記の手続き、金融機関との交渉、県の土地について担当部署との打ち合わせ、県営住宅への嘆願等を、一生懸命粘り強く行っていただき助かったと感謝の言葉をいただきました。