任意売却最新情報

横浜市緑区K様「未接道、建築不可、廃墟等訳あり物件お任せください」

物件は最寄駅から徒歩15分程に位置し、徒歩圏内に大型ショッピングモールなどの商業施設も充実した、土地65坪もある古屋付きの再建築可能な売地だったのですが、そこまでは聞こえは言いものの、とにかく本物件は特殊で、実は公道から数百メートル細い道で奥に入り、さらにそこから車が通るのも危険な程の急坂を下った砂利道上の私道沿いの一角から更に階段状の通路の奥ドン突きに位置していて、高低差もあり建物の解体さらに建て直しには重機も乗り入れできず、そもそも更地にするにもその高低差や地盤の弱さによる擁壁の設置など様々なマイナス要因が働く致命的場所に位置していた為に、販売活動には大変苦戦する事が予想されました。さらに追い打ちをかけるように、本物件の私道は当然建築基準法上の道路ではなくあくまでも道路状空地だったのですが、その私道の持ち分は私道沿いの方がたすき掛けで各自保有していて、何故か本物件の依頼者である所有者持分が無かったことにより、その私道沿いの約60戸のお宅全てから「通行掘削に関する承諾書」に署名捺印を頂かなくてはならず、当然すでに別な場所に移転してしまった方も多く、全ての承諾書が揃うのに計20回ほど訪問を繰り返し、それだけでも非常に労力を要してしまいました。そして再建築可能な土地であることは相談票と共に物件の詳細な資料を添付して役所に何度も通った事により、条件付きでは再建築可能であることが判明したのですが、それでも再建築に至るまでの莫大な経費、そもそもこのような立地に新築物件を建てても需要があるのかという点で、地場の建売業者からは全て買取NGの回答になってしまいました。後に分かったのですが、本物件の依頼人である所有者が弊社に依頼される前は大手不動産会社数社に2年ほど販売活動をしてもらったそうですが、全て上記の立地的要因により売価については周りの数百メートル離れた場所での坪単価に比べ5分の1にしたにも関わらず、どこもお手上げ状態で、売却が叶わなかったとの事です。ただ、このようなマイナス要因が働けば働くほどそこを覆すために何とかしようと有言実行するのが弊社です!

古屋は築50年を越えて雨漏り箇所もある建物だったのですが、そこを手直ししてそこを賃貸物件として保有し、更に金融機関への共同担保物件としても利用する為に、ついにあらゆる販売活動を試みた結果、ついに投資家さんに収益物件として購入して頂ける事になりました。

しかし、買主が決まりようやく安心したと思ったところに、最後にまた問題が待ち構えていました。実は今回の建物の所有者で以前に居住していた息子さんが建築業に従事していたためか、物件購入時にウッドデッキや宅内の大型棚など造作取付けした箇所が多くあり、特殊な建築資材や木材、ブロック、鉢植など本来であれば産廃業者でも回収が出来ない産廃処分を私も担当として一日中作業に専念しどうにか引渡し前に解決する事が出来、成約させることが出来ました。上記の通り、弊社は任意売却が専門ではありますが、任意売却であるが故に長年培った決して諦めない販売活動力と、急なトラブルに対する順応力も持ち合わせております。どうか今回の事案のように、難しい案件で他社様からも匙を投げられたような場合でも、是非弊社にお問合せ下さいませ。スタッフ一同、ご連絡をお待ち申し上げております。