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滋賀県I様「ずっと住み続けられる夢のようなプラン」

滋賀県甲賀市のI様の事例を紹介します。I様からご依頼頂いたのは夏真っ盛りのうだるような暑さが続いている日でした。「とにかく急ぎで!」と急な引継ぎを受けて内容を確認するとI様から早急に融資を受けたいという依頼でした。

事情を伺うとI様は2年程前に旦那様を事故で亡くさられ、現在は小学生の娘さん2人と3人で生活しているそうで、お住まいになっている自宅は旦那様名義で購入した築40年の中古戸建で1階部分には店舗が併設されている物件です。旦那様が亡くなられてからI様はそのショックで仕事をやめてしまったそうで当時は仕事をせずに自宅で療養しておりました。生活費は旦那様の保険金や手当などで十分な収入があった為、特に困っている訳ではありませんでした。徐々に落ち着きを取り戻した頃に1通の通知が役所から届きます。それは相続した不動産等の相続税の支払い通知書でした。特に相続の手続きはしていませんでしたので自動的に相続がされておりました。債権債務はなかったのは幸いでしたが、相続税は数百万円にのぼり、とてもそんな大金はもっておりません。支払いしなければご自宅を手放さなければならなくなるという事で弊社にご相談を頂いた次第でした。

I様は融資を希望という事でご相談をされましたが、不動産担保評価やその他調査をした結果、弊社関連会社でも担保ローンは、どう頑張っても融資をすることができないことが分かります。物件の築が古すぎことや地方特有の土地値が安すぎる事が主な原因でした。弊社関連の不動産担保ローンは他で融資を断られた方でも融資ができる場合があるなど他とは違った独自の融資基準がありますが当然当てはまらないケースもございます。このままではI様は相続税が支払いできず路頭に迷ってしまう恐れがあるので弊社はあるプランを提案しました。それは買戻しを想定したオーナーチェンジプランです。I様はそろそろ仕事を再開するという事でしたので融資はできないが弊社関連会社に一時的に売買し買戻しの間までは賃貸として住んで頂き数年後買戻しをしていただくご提案です。I様にとっては一時的に名義を失ってしまいますが仕事を再開すればまたローンを組むことが可能になり確実に買戻しが出来るという事で目的であるご自宅を守ることができます。I様はそのプランで納得して頂きましたが、相続税の納付期日が数日後に迫っていると言われ大至急決済の段取りを組むこととなりプランを提案した3日後には全ての準備を整えて滋賀のご自宅まで訪問し決済を行いました。

それから現在、ご相談を頂きオーナーチェンジをしてから約1年ほど経ちました。現在I様は買戻しに向けローンの借入先の選定など準備をしているところです。