任意売却最新情報

板橋区S様「不況の煽りを受け経営不振」

今回のご依頼主は板橋区のS様。物件には家族5人で生活されていました。S様は購入当初は保険関係営業をしており収入も高く資力もあったため住宅ローンは無理なく返済を続けられておりました。そんなある日、S様は今の仕事に関連した事業で独立しようと一年発起、独立当初は順調に業績もあがり事業は軌道にのっておりました。しかし、競争は激しく昨今の不況の煽りを受け経営が立ち行かなくなり収入がなくなってしまいました。他の仕事に就き生活費はどうにか工面していましたが、住宅ローンまでは首が回らず、とうとう滞納が始まってしまいます。弊社へと相談に来た時には既に滞納が重なり債権者から競売の申立をされている状況でした。S様はお子さんも成人を迎え今後は夫婦二人になるのでこれを機に売却をして色々と精算したいという思いから売却を希望されご依頼を頂きました。

 

物件は駅から15分程の閑静な住宅街にあり築15年の地下1階付3階建の4SLDKの大型な戸建でした。エコと耐久性をテーマに建てられた物件でエコキュートや太陽光発電・風力発電の設置等、建築費・設備費が通常の建売物件よりかかっている非常に良い物件でした。しかし、室内は予想に反して荒れており犬猫を飼育している為、ペット臭が強く掃除もあまりしていなかった為、「綺麗」といえる状態ではありませんでした。S様には出来る限りの掃除と整理整頓をして頂くようお願いして、販売を進めていく事になります。

競売になっている為、時間がありません。早速債権者と価格の交渉を行います。しかし通常の建売の戸建とは一味違った本物件を債権者も当然把握しており相場相応もしくは想定よりもう少し高い金額で売却できるのではないかと考えていた為、交渉は難航。確かに室内の状態が良ければ相場に近い金額でも売却できる可能性はあると思っていましたが、室内は綺麗とはい言えない物件です。債権者には室内写真も交え査定書を提出し交渉にあたり、何度も交渉を重ねました。その結果、どうにか状況を理解はして頂き任意売却のしやすい価格を導きだす事ができ本格的に販売に注力していく事となります。

販売の方は内見が十数件と殺到しますが、どのお客様も内見をされ一様に「リフォーム費用が高くなる」と良いお返事は頂けません。内見希望は入るが購入申込は入らない歯がゆい時間がすぎていきます。いよいよ競売期日も決まりタイムリミットまでわずかという所で、並行して営業をしていた買取業者の1社で戸建買取を専門に行っている不動産会社に興味を持って頂き前向きに検討して頂けることになりました。実際に物件を数回案内し条件のすり合わせを行い、他の買取業者では提示のなかった金額で購入すると返事を頂く事ができました。契約決済も滞りなく進み無事取引を終える事ができました。

 

S様は決済が終わった時に「もっと安くなければ売れないと思っていた。時間がない中で精一杯活動して頂き有難うございました。」と頭を下げながら仰って頂けました。辛い事もありましたが無事取引を終える事ができて良かったです。