今回のお客様は、長年運送業に勤務してきて、一度は結婚をしたものの、数年前に離婚をし、コロナの煽りを受けて収入が激減したことから自宅のローンを払えない状態になってしまい、任意売却をされたお客様の事例となります。

このお客様はHPを見てお問い合わせを頂いたお客様となります。

お問い合わせを頂いた時点で、本来であればとっくに期限の利益を喪失する滞納歴だったのですが、債権者が、コロナ禍の厳しい情勢を考慮して、滞納した分をお客様が返済してくるのを待ってくれていたとの事でした。

とはいえ、コロナの影響が収まる事も無く、収入も以前の水準までは戻ってきませんでした。お問い合わせ頂いた段階ではどうしようかと悩まれていたお客様も、半年ほど相談に乗っているうちに、返済をすることを諦められた為、弊社としては任意売却で今後の人生をスムーズにリスタートできるようにお手伝いすることとなりました。

本物件は埼玉ということもあり、全く買手が見つからないという事はありませんでしたが、債権者が簡単に応諾してくれる金額ですんなりと買ってくれる買主もなかなか現れませんでした。

悪戦苦闘する期間が続きましたが、弊社として何か買主に良い提案は出来ないかと考えていたところ、「一般的な居住用戸建で売るのではなく、違った目線でこの戸建を販売する」という事になりました。

戸建というと、人が住む用途として使用されるのが一般的ではありますが、より高く販売する方法はいくつかあります。

そういった方法が本物件の周辺エリアに適するのか適さないのか、一つ一つ分析し、一番高く売れる方法で販売活動を行いました。

すると、その提案に好感を持ってくださった買主様が、一発回答で高額で購入してくださいました。

その結果、このお客様は引越し先も余裕をもって選択することが出来、引っ越し後の生活についてもある程度の余裕を持ったリスタートを切ることが出来ました。

弊社では、多様化する現代の不動産について、多角的視点をもって販売活動を行います。「こんな家、任意売却できないだろう」「債権者が認めてくれるわけがない」と諦めている方もいらっしゃるかと思います。諦めずに是非一度弊社へご相談くださいませ。