売却対象の物件は、厚木市内の最寄り駅から徒歩10分ほどのマンションで、築20年近く経っているマンションでしたが、予想していたより綺麗な外観で売却するお部屋は衣類で埋め尽くされていましたが、7階部分だったため、眺望が良いお部屋でした。

依頼人は現在息子と2人で住んでいるため、出来るだけ高く売却をして、近くの賃貸に引っ越しをして、息子の仕事が落ち着いたらいずれは故郷の伊豆に帰る予定との話でした。

債権者は保証会社に代位弁済の手続き中でしたので、交渉が可能時期まで高めで販売を行っていたところ、早速、1組のお客さまと内見に繋がり、お客さまは老夫婦で本マンションに娘様が住んでおり、本物件をご案内して数日経ったころに指値は入りましたが購入の意思を示して頂き、今の債権者の事情を説明して代位弁済の後の交渉と依頼人のお引越しに数カ月お待ちいただく事もご了承下さいましたので、あとは債権者の代位弁済の完了待ちのみの状況となりました。

後日、債権者が代位弁済完了しましたので、現在、お客さまがいる事と本マンションの相場を書面にして提出をし、今回の買主で契約を進める了承を頂き、珍しく販売期間がほとんどない状況で進める事ができました。

その後は契約を終え、今度はお引越し先の案内や引越し業者の運搬等の打ち合わせをして、引っ越し先に関してはエリアやその他条件があったため物件を見つけるのに時間は掛かりましたが、良い物件に巡り合えて依頼人には満足してもらいました。

最後は決済の調整をして、無事に決済を終える事が出来ました。今回の任意売却はスムーズに事が運びましたが、それは依頼人の早期相談によるところが大きな要因です。

任意売却は時間が経過すればするほど成功率が低下してきます。

早期相談、早期決断、早期着手が成功のカギとなるのです。