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鶴見区I様「大企業の激務が精神的な苦痛に転職期間にローン滞納」

今回のご依頼主は横浜市のI様。弊社の訪問員が裁判所の資料を元に訪問させて頂き出会いました。I様は大手企業にお勤めされており収入も十分でした。しかし、その反面仕事は非常に激務だったそうです。生活水準は高く収入も満足のいくものでしたが、家族が待っている家には寝に帰るだけの生活だったそうです。それが長く続いたある日、体に異変や精神的な苦しさを感じることが増えてきて、ここまで苦しい思いして働く意味はあるのか、体を壊して働けなくなっては大変だという事で体を壊す一歩手前で転職をすることにしたそうです。大手企業に勤めておりましたが年齢的に中々次の仕事はみつかりません。先に仕事を辞めていたため貯金を切り崩す生活がつづきます。ようやく転職先が決まり働き始め内容的にも継続できそうな仕事で一安心したのも束の間、大変な問題が発覚します。転職活動をしていた時期に住宅ローンの返済まで費用と気が回らず返済を止めてしまっていたそうで、結果ローン滞納となってしまい、毎月の分割払いの権利を消失により残りの住宅ローンを一括返済することを求められてしまったのです。銀行に転職先が見つかり毎月の返済を再開すると申し出ましたが、時すでに遅く一括返済を余儀なくされてしまいました。そんな状況の時にI様とお会いして任意売却をお手伝いさせていただくことになります。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    I様家族は奥様とお子さん2人にI様のご両親の計6人で生活しております。上のお子様は中学3年生でまさに受験真っ只中です。下のお子さんもまだ小学生低学年でI様はとにかく子供の為に環境の変化は避けたいという事でオーナーチェンジをご希望され正式にご依頼いただくことになりました。

幸いにもI様は、仕事を再開しており、奥様のパートやご両親の年金を合わせると世帯収入としては十分な収入を確保しておりましたので仮に少し賃料設定が高くなってしまったとしてもオーナーチェンジをすることが第一優先という事で債権者交渉次第となりました。よく取引のある債権者でしたのでいつも通りの手続きを行い債権者の応諾価格を探ります。I様のお住まいの物件は大規模且つ設備の整ったグレードの高いマンションでしたので債権者の応諾価格が高くでてしまいました。いくらI様の賃料設定が高めにできるとはいえ、限界があります。債権者に再三交渉を重ね応諾価格の引き下げ交渉を行いました。普段であれば中々価格の引き下げには応じて頂けないのですが昨今のコロナの影響もあり債権者の方でも精査して頂き、どうにか応諾価格の引き下げに成功しました。そして、条件に見合う買主様(オーナー)も見つけることができオーナーチェンジとして任意売却を成立させることができました。多少賃料は高くなってしまいましたが、I様は子供との環境が変わらず愛着のある我が家に住み続けられるという事で非常に感謝して頂きました。