任意売却最新情報

横浜市鶴見区O様「隣地問題解決で全額返済、理想の住替え大成功」

依頼人は60歳代のO様。過去に事業用としてご実家を担保に入れて借りた債務の返済が困難になったという事でご相談を受けました。O様は所有者である母親が実家で一人暮らしをしており年齢も80歳後半と一人にしておくのも心配、建物も築65年経過しており老朽化が進んでいるのでこれを機会に売却をして一緒に暮らし債務の返済と老後の資金を捻出したいとのご希望でご依頼を頂きました。

 早速、物件と債権額の調査に取り掛かります。建物は築がかなり古く修繕した箇所もなくボロボロの状態だった為、価値はありませんでしたが、土地は広く査定をすると債権額を上回る価格で売却が見込める事が分かりました。しかし、それと同時に一つの問題も浮上してきます。それは土地が旗竿の形をした敷地延長といわれる物件であり、本地の間口が2mしかない為、隣地を通行しなければ車の駐車をすることが出来ないという物件だという事です。万が一、隣地の方が通行を禁止された場合、当然車の駐車をすることが出来なくなりますので販売する上で大きなマイナス要素となってしまいます。早急にその問題を解決するべく隣地の方と車の通行やその他売買に必要となる条項を定めた承諾書を交させて頂き車の駐車ができるよう準備をさせて頂きました。一方販売は反響が多くあるものの再建築前提の販売である事や、駐車の問題が解決したとはいえ間口は2mしかないというマイナスな面が加わり中々決まらない期間が続きます。近隣業者や販売力のある大手仲介業者に営業を行い、積極的に紹介して頂いた結果、条件にあてはまるお客様を見つける事が出来ました。すぐに契約を締結させて頂き、決済を終えることができました。

 O様は事業資金として借入した債務も完済でき、さらにまとまったお金が捻出できた取引になりましたので、O様はその資金でより環境の良い綺麗な築浅物件にお引越しをされていました。

 今回は、物件相場が債権額を上回っていた為に完済が見込めるお客様ではありましたが隣地の方との境界の件や車の通行に関しての取決を取り纏めさせて頂きいい経験となりました。