任意売却最新情報

福島県K様「転職を境に住宅ローンを滞納」

福島県いわき市内のお住まいの方からのご依頼があり、数年前に新築戸建てを購入し、最初は住宅ローンを問題なく支払えたが、仕事を転職してから支払いが厳しくなり、売却をして引っ越しを考えているとのお話でした。

売却をする物件は積水ハウスの注文住宅で建物はまだ築1年しか経っておらず、太陽光ソーラーパネルとエネファーム付きの非常に状態も良い物件でした。

住宅ローンの滞納をしてまだ2カ月ほどで、債権者の価格の交渉には保証会社に移るのに本来はあと4ヶ月待たなければなりませんでしたが、依頼人の事情を説明してすぐに移管手続きを行っていただきました。

保証会社へ窓口が移るまで数週間はかかるので、それまで物件周辺の環境や相場を調査し、債権者の必要書類を前準備して、保証会社へ窓口が変わってすぐに交渉を行い価格の指示が出ましたのでその後、販売活動を開始しました。

近隣の仲介業者にもご協力いただき、販売活動を始めてから数組のご案内が入り、物件は注文住宅な上に築浅ですがお客さまは実際に建物をご覧にいただいた後、注文住宅より新築物件に検討されてしまうとの回答がほとんどでしたので、その内容を債権者に話して販売価格を下げてもらい、その頃に依頼人が引越しをしたと連絡がありました。

引越しをしたとなると室内は空きの状態になりますので、折角と思い、遠方でしたが、後日販売する物件を依頼人と一緒に室内を掃除して可能な限り見栄えよく綺麗にしました。そして掃除を行っていたその日に、丁度お客さまから物件の案内をお願いされ、掃除を終わったあと帰宅する予定でしたが、翌日にお客様をご案内するお約束をして、急遽一泊する事になりました。

翌日、ご夫婦とお子さんで物件を一通りご案内して、外観や室内の間取りも気に入って頂き、リフォームが不要と判断され満額で購入したいとのお返事でした。その時のお客様は、運命だと言わんばかりの喜びのご様子でしたので、この瞬間は遠方から掃除をしに来た甲斐があったと今でも思います。ご案内の後は物件の説明に必要な調査をして帰宅しました。

後日、住宅ローン審査の手配や契約の準備に取り掛かり、住宅ローンの審査が通った後、契約を済ませて、契約後は決済に向けて債権者の書類の準備などに数週間の期間が必要です。お客様は1日でも早く住みたい希望もあり、急ぎ決済の準備に取り掛かり、無事に決済を迎える事が出来ました。

依頼者も最良な条件の買手を付けれたことと、十分な引越費用を手にすることが出来たので大変満足したご様子でした。