任意売却事例

長野県K様『10年以上地代滞納の借地権付き建物の任意売却』

K様は、ご自宅を新築で購入してから長年に渡り社会人の息子とお二人で居住しておりました。

ただ、近年は、体調を崩し入院をすることが増え、また自営業の仕事の減少から収入が減って生活に影響が出てしまいました。その後は消費者金融や親族から借金をしながら生活をしておりましたが、やがて借金をすることもできなくなり、住宅ローンの返済ができなくなりました。金融機関からは督促状が届き、今後を心配したK様の息子が弊社ホームページを見てご相談をいただきました。

 K様のご希望は、住み続けることでしたが、金融機関からは一括返済を求める書面が届いていたので、一括返済をできる多額のお金は持っておらず、リースバックという形でお客様を見つけることもできましたが、K様は将来を考えた結果、引越しをして少しでも高く家の売却をして残債を少なくすることでした。

 早速、債権者である金融機関に連絡をして任意売却の手続きを進め、販売を開始しました。

ただ、K様の家の土地は、借地だったのと、10年以上も借地料の滞納をしていて、地主との関係は非常に悪い状況でした。この状況で建物のみの購入者を探すのは難しかったので、地主と土地売却について交渉を重ね、どうにか土地と建物のセットで販売をすることができました。販売当初は、地主が相場よりかなり高めで土地の売却を希望していたため販売に苦戦をしました。それでも、弊社はこまめな販売報告を地主と建物所有者にしていき、販売価格の変更に応じてもらい、販売から5か月で無事に土地建物の売却をすることができました。

最終的には建物所有者のK様は、ほぼ完済金額での売却、地主は相場よりも少し高い金額で売却をすることができたのと、今までのK様との悪い関係が一段落できたので非常に喜んでおりました。

 今回のケースでポイントだったのは、土地と建物の所有者が別々だったので、任意売却の時間が限られた中で売却を実現するために、最善の販売方法として土地と建物を同時に販売できたことでした。

弊社は、今回のケースのように土地と建物の所有者が違っても、各所有者や関係者と交渉を行い、売却を成功させてきました。

借地で住宅ローンの返済が滞っている方も、様々な選択肢の中、依頼者様のご希望を第一に考え、最善の方法で進めて参りますので、住宅ローンの返済でお困りの方、弊社までお気軽にご相談ください。

 

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