物件は築１８年目の２階建の戸建で、九州という遠距離、さらに駅から１０キロ近くの市街化調整区域に位置し、バス停も遠く車が必需品という立地条件で、建物も雨漏りやリフォームが必要な物件でした。

所有者は６０代の男性で、以前は教職という立場ながら病気を患ってしまい退職し、家族とも別れアルバイトで生活を営んでいましたが、病気が原因で仕事も休みがちでついに住宅ローンの滞納が始まってしまいました。

弊社は関東首都圏に拠点を置いていますが、弊社のこのホームページをご覧になり、任意売却の弊社の実績や債権者交渉力に注目して頂き即お問合せを頂いた結果、媒介を結ばせて頂きました。もちろん弊社は日本全国からお問合せを頂き実績を残していますが、それはもちろん販売活動の中で遠距離でも販売協力を頂く販社を選別し全面的に共同仲介の立場で進めていくことにあります。

始めは案の定、債権者の担当者からは弊社の拠点が離れすぎていることにより弊社が専任媒介を結んだことに対し疑問視されていましたが、弊社の販売力やレスポンスの速さ、何より所有者との絶対的な信頼関係が築かれていることに感銘し、債権者交渉もスムーズに進める事が出来ました。

所有者へのまめな販売状況報告やしつこいと言われるほどの債権者交渉、さらに一日数十件の近隣販社営業などを経て、上記本物件の悪条件も難なくクリアし、なんと３件目の内見で全額返済を上回る金額での成約となりました。

もちろん債権者からは完済での販売は難しいので、○○○○万円以上の金額なら任意売却に応じるという金額を導いていたのですが、所有者にとっては完済し新たな引越先で負債ゼロのスタートを切れるのが一番であることは言うまでもありません。それが今回、所有者も債権者も驚かれるくらいの販売金額で完済出来、さらに引越代や諸々の手数料を差し引いてもある程度まとまった金額までお残しすることが出来ました。

もちろん遠方でも引越先賃貸の仲介、引越・産廃業者の手配などをお手伝いさせて頂き、決済時には所有者から涙ながらに感謝のお言葉を頂いたときには私も目頭が熱くなりました。

来週は北陸地方の決済を予定していますが、どうか遠方の方も弊社の本ホームページをご覧頂き、お気軽にお問合せを頂きたいと思います。今後の生活が軌道に乗りますよう全力でサポートさせて頂きます