依頼者は千葉市にお住いのK様、長年、技術職の職に就いておりましたが、数年前に仕事が減少し退職。貯蓄でどうにか住宅ローンの返済をしていましたが貯蓄も底をつき、やがて住宅ローンの返済や税金の支払いができなくなりました。銀行からは一括返済を知らせる通知が届き、事態を重くみたK様は知人の紹介で弊社と出会いました。

お話を伺った時、お仕事は契約社員として都内のメーカーで再就職しておりましたが、収入は少なく、とても住宅ローンの返済をすることはできない状況でした。

K様は今後もご自宅に住み続けることを希望しており、弊社は投資用と実需用同時に販売活動を行いました。

ただ、投資用としては住宅ローンの残債がかなり残っていたこと、銀行が高めの売出価格を設定したことで利回りが合わず投資家を見つけることができませんでした。

その後、実需用としての買主を見つけたのですが、指値の金額で銀行になかなか認めてもらえず難航しましたが、買主が価格の買上と長い間待っていただけたことでどうにか銀行との交渉もまとまり、K様にはオーナーチェンジはできないが買主が見つかったこと、残りの時間から競売になるリスクを伝え、オーナーチェンジを断念することに納得していただき無事に決済を迎えることができました。

当初、銀行が設定した売出価格が高かったこともあり、投資用と実需用含めて買主が見つかるか正直不安でしたが、時間はかかりましたがどうにか買主を見つけることができ大きく残債を減らす価格で売却ができ、K様から感謝のお言葉をいただくことができました。

オーナーチェンジは叶いませんでしたが、弊社としても最低限の事として、残債を少しでも多く減らすことはできたかと思っております。