任意売却最新情報

福井県K様「好景気時に借り入れた多額の借金、銀行も手のひら返し」

本件は昨年4月に弊社ホームページからの問い合わせでした。

所有者は北陸新幹線関連の仕事をしている方です。ご家族は奥様と可愛い愛娘3人の5人家族です。

希望は住み続けたいとの事でご依頼を頂きました。

お話を伺ったところ当時は従業員10名以上おり景気が良く各銀行から融資の話が来ていたそうでその当時は融資を受けても十分返済は出来ると思い融資を受けたそうです。

しかし会社の舵取りである番頭さんといざこざがあり従業員一同連れて辞めてしまったそうです。そこから苦悩が始まり景気の良い時期を越えてしまった事も重なり当然お一人での仕事では限界があり収益がガタ落ちになって今回に至ったそうです。

まず依頼を受けて債権者連絡ですが住宅ローン以外で債権者が2社合計3社もいる状態で尚且つ税金の滞納もしている状態でした。

奥様も小さな子供が3人もいる中、老人福祉関係の仕事を頑張ってしていたそうですがあっと言う間に火の車になってしまったそうです。

この様な状況での債権者交渉、税金交渉を強いられ正直難しいと内心思いました。しかしご依頼を頂いた以上泣き言は禁物で一つずつ仕上げていかなくてはいけません。

まずは債権者交渉ですが第一第二抵当権者は損切、判子代で何とか応諾して頂けたのですが今回は第三抵当権者の残高が一番多くあり、こちらが提示した判子代では応じて頂けず必要以上に時間だけが過ぎていきました。

平行して住み続ける為のオーナー様も探さなくてはいけません。

しかしながら建物自体は事業資金での融資金でリフォームしてあったのですごく状態は良いのですが土地が500坪を越えるほど広大な土地で買取業者が全然見つからずに難航しました。

そんなこんなで競売の期日が決まってしまい債権者の応諾も出来ず買主様も見つからず絶対絶命です。

以前から弊社グループ会社に相談をしていましたが正直業者でも購入意思を示さない物件を仕入れるにはかなりのリスクがあり難色を示しました。

しかし度重なる債権者交渉で3番目の債権者が何とか高額ではありましたが判子代で応じる運びになりかなりの賭けではありましたが弊社グループ会社から仕入れのゴーサインが出て所有者の希望であるオーナーチェンジが成立することになりました。

それは競売開札前日(任意売却可能な期日)の決済でギリギリ滑り込みセーフという状態でした。

所有者家族も競売を回避できて非常に喜ばれていましたが弊社グループ会社も関東にある為管理が非常に困難な為販売活動を継続する運びとなりました。

新たなオーナー探しは意外なところから見つかりました。

実は全く別の物件でしたが福井県繋がりの買主様(同業者)に本物件の相談をした所、福井県内で手広く仕事をしている不動産会社社長が二つ返事で「良いよ~投資家いっぱい知ってるから紹介してあげるよ」とい言って頂けました。こちらも一般的な社交辞令と軽く考えていたのですが1週間も経たずに本当に返事が来ました。

疑い深いわけではありませんが契約を結ぶまではまだ信用も出来ないのが本音でした。

しかし話は本当でなんと!本物件とは別依頼で当社が扱っていた福井県内の物件も同時に購入して頂くというすばらしい運びとなりました。

 

これで依頼者の願いが叶い、尚且つ弊社グループ会社に渋々購入させてしまった遠方で管理が困難な物件を早期に手離れさせることができて終わってみれば素晴らしく勉強になった案件でした。

弊社は必ずしも叶わないかもしれませんが、限られた時間の中で依頼者様の希望を叶えることを大前提に、決して諦める事なく最大限の力を発揮する事をモットーにしております。

お一人で悩まず無料相談窓口、ホームページもございます。困ったときにはひとりで悩まずお気軽にご相談ください。