ご相談者はご所有者様の息子様よりいただきました。
ご所有者であるお母様は施設におり認知症の疑いがあるとのこと。以前におられた施設の未払い費用を請求されており競売が開始決定されておりました。
かつ管理組合の未払い費用も有り裁判をおこされており、どう進めたらいいのかわからないから力を貸してほしいとのことでした。
まずはお母様に意思判断ができるか否かがポイントであり、施設の医師に家庭裁判所提出の診断書を書いてもらった結果、意思判断できないとの事でありましたので成年後見人を立てて家庭裁判所の売却許可を得ての売却になることをよくご説明申し上げご理解をいただき、解決に向け弊社アライアンスを組んでいる司法書士と連携し成年後見人をご相談者の息子様になっていただくべく家庭裁判所に申立し、面接の結果、成年後見人に選出されました。
家庭裁判所の売却許可もおり代金決済日の前にお母様がお亡くなりなられました。
一から組み立て直しが必要であり、相続登記して息子様が相続人となり売買するように方向転換を図りました。
ご葬儀等大変な状況でしたが、再度司法書士と連携し福島、兵庫を戸籍調査に飛んでいただき最速での相続登記を実現させ無事売買決済することが出来ました。
本件取引によりお母様の債務を全額支払う事が出来て、成年後見人の申請から急遽相続登記をこのスピードで本件を終わらすことが出来たことに息子様は驚きとともに大変喜んでおられました。
今回は弊社の強みをとても活かせた事例となりました。