東京八王子Y様「安請け合い業者には要注意!難航する買手探索の救世主が同居のお兄様」
今回は八王子市にお住いのY様からのご依頼です。
早速お話を伺いに訪問させていただきました。
Y様は40代後半の女性の方で希望はオーナーチェンジです。
高齢のお母様とお兄様の3人で暮らしている方で洋服(主にドレス)の仕立ての仕事をしているとの事でした。
お兄様はご病気で10年前に大手自動車会社を早期退職していて現在は無職、困ったことに、このお兄さんと依頼者であるY様とは犬猿の仲らしく一つ屋根の下で暮らしてはいますが顔を合わせれば喧嘩ばかりしているそうでお兄さんとは会わないでほしいとY様から強く希望されました。
今回競売になってしまった経緯を聞くとY様が事業資金として現在居住しているお母様名義の自宅を担保に融資を受けたそうです。
勿論独立しても十分やっていける計算で事業計画を銀行融資課に提出して融資を受けたとそうです。
しかしメインとして仕事での受注していただいていたお客様が倒産してしまい何とか何とか踏ん張っていたらしいのですが、そう長くは続かず経営が右肩下がりになり返済が滞っていったそうです。同時に同居している高齢のお母様(88歳)の介護が必要になり介護費用も嵩んだことも1つの理由との事でした。
そうこうしているうちに当たり前ですが返済が滞っている為、融資を受けた金融機関から競売の申立てをされてしまい、ご自身で探した任意売却業者に相談して依頼したそうです
依頼したのは良いのですが依頼後全く連絡が無く時間だけが過ぎていき不安になっていたところに弊社からの訪問があって話を弊社と話しをすることが出来ました。
弊社からの話を聞いて、いかに自分で探した業者が不適当だったが分かり、先に依頼していた業者は即契約解除して弊社に依頼しなおしていただきました。
さースタートだ!と意気揚々と意気込んだのは良いのですが裁判所に競売の進捗状況を確認したところ物件に関する書類も出来上がっていて窓口の方が言うには近々競売の入札日も決まるのではないかとの予想で来週もう1度連絡をくださいとの事でした。
1週間後再度確認の連絡をしたところ、やはり裁判所担当の予想通り期日に入ってしまいました。
この事実をY様にお伝えしたところ強いオーナーチェンジ希望でしたが「最悪引越も考えなくてはいけませんね、覚悟は出来ています。」と言っていただきましたが諦めず一緒に頑張りましょう!とお伝えしました。
早速債権者にも連絡をしてタイムリミットを伺ったところ競売入札日の前々日がリミットとの事で残り2週間気合を入れなおして今まで取引のある投資家様や買取業者、一般の方のご紹介依頼を精力的に行いました。
勿論Y様のご希望を尊重してオーナー様探しに80%最悪の事も想定して買い取っていただける方20%の割合で販売活動を行いました。
しかし購入検討をしていただけるオーナー様は見つかる事は見つかるのですが、なかなか債権者が応諾していただけないこと繰り返しているうちにタイムリミットを迎えてしまいました。
そこで弊社グループ会社代表にあまりにも時間が無さすぎることを説明して時間さえあれば何とかなると説得しグループ会社で一旦買い取ってもらうことになりました。
弊社グループ会社のおかげで時間を作ることは出来たのですが思っていた以上に難航期間が続きました。
現在の難航している販売状況を弊社グループ会社代表に相談したところ、不仲であるお兄さんは1部上場会社に勤めていた経緯があった事実を指摘していただき「ご挨拶を兼ねて1度お兄さんに相談をしてみたらいどうだい?」と助言を頂きました。
その話をY様にお伝えしたところ、渋々ではありましたが了承を得ることが出来て初めてお会いすることになりました。
お兄さんには今までの経緯を全てご報告したところ気が動転してしまい体調が悪くなってしまい、「冷静な判断が出来ないので1度お帰りください。落ち着いて考えたのちにこちらから改めて連絡します」との事でその日は終わりました。
その後も引き続き販売活動をしていたところお兄さんから話がしたいと連絡があり伺いました。
話しの内容は買い戻して今まで通りの生活をしたいとの内容でした。
弊社グループ会社に報告したところ今までこれだけの期間販売活動をしても結果が出ないのだから、グループ会社もお兄さんからのお話を受ける方向で進めてくださいと指示が出ました。
その後お兄さんと契約結び無事に決済を迎えることが出来ました。
契約時含め決済時もお兄さんとゆっくりお話をしましたが結論は「やはり生まれ育った家、思い出が詰まった家を手放す事はしたくない」どのような方法でお金の工面をしたのかは定かではありませんが結果的にお母さん含め住み続けることが出来て、ご家族皆様から感謝のお言葉を頂戴することが出来ました。
弊社は依頼者様の問題点をお客様と一緒に考えて、「競売」という限られた時間の中で依頼者様の希望を叶えることを大前提に決して諦める事なく最大限の力を発揮する事をモットーにしております。
お一人で悩まず無料相談窓口、ホームページもございます。困ったときにはお気軽にご相談ください。