今回の依頼者様はご高齢の女性の方で息子さんと娘さんの3人家族とのことです。
早速お話を伺いに行きました。
もともとはお亡くなりになった旦那様所有のお宅でしたが土地建物を奥様10分7、息子様10分3相続したそうです。
お話を聞いていくと2つの金融機関から住宅ローンの借り入れをしていて1つが滞納してしまい不安になってのご相談との事でした。
しかし一般的には住宅ローンを組む際には、わたくしもそうですが「団体信用生命保険」に入るもので依頼者様親子に団信に入っていたのでは?と聞き返しました。
お返事は旦那様がお亡くなりになる少し前に解約をしてしまった!と衝撃的な返事でした。
皆様も少なからずあると思いますが「マイカーの車両保険を使わないから解約後すぐにぶつけてしまって後悔したこと」たとえになっていないかもしれませんが私も経験したことがあります。
住宅ローン滞納のきっかけとしては依頼者であるお母様の病気により(車いす生活)ご自宅のバリアフリー&外壁塗装&屋根交換と重なりその時点では息子さんも仕事が順調で少ないながらもお母様の年金、娘さんも仕事をしているので十分支払いができると見込んでのことでした。
しかし大黒柱の息子さんの会社が突然の倒産!
次の仕事に就くまでにアルバイトで凌いでいたそうですが以前の収入の半分にも満たない状況で足りない分を消費者金融から借り入れをしましたがどうにもいかず弊社ホームページから問い合わせをしたとの事でした。
ご希望はお母様が寝たきりに近い病気のため住み続けたいと強い希望でした。
早速2社の債権者交渉と共に税金も滞納していて差押えされていましたので役所も含めての交渉になりました。
第一抵当権者は何とか任意売却を応諾していただき第二抵当権者は応諾していただくのにかなりの時間を要しましたがこちらも何とか認めていただけました。
しかし最後残った役所だけは何度足を運んでお願いに行っても全額支払いしない限り差押解除はしないと頑固でどうしようもなく困りました。
債権者交渉と並行して販売も怠ることなく遂行していましたがやはり土地柄なのかオーナーチェンジを叶えるためのオーナー探しは困難を極めていました。
住みたいから購入したいとのお客様は不思議と見つかるのですが、どうしても投資家様が見つからない状況が続きました。
そうこうしているうちに任意売却期限が迫り尚且つ上記に記しましたが税金の差押をしている役所も応諾をいただけていない状況で正直諦めかけましたが体の不自由な依頼者様のことを思い再度「兜の緒を締める」じゃありませんが諦めた時点で終わりです。
ここから弊社全体を巻き込み残り少ない時間内でオーナー探し&役所の差押解除応諾へ全力投球しました。
私は当たり前ですが担当として1番の難関である役所交渉に没頭して毎日毎日連絡訪問を続け難攻不落であった役所を分納での支払いで差押え解除へと導くことに成功!
オーナー様も弊社全体での協力があり探すことが出来ました。
今回のご依頼は債権者も多く尚且つ安いお家賃でのオーナー探しとかなりハードな依頼でしたが弊社のモットーである絶対あきらめない気持ちが成功へ繋がったと思います。
依頼者ご家族にも大変感謝され任売冥利に尽きるとつくづく思いました。
弊社は依頼者様の希望が必ずしも叶えることが出来ないかもしれませんが、限られた時間の中で依頼者様の希望を叶えることを大前提に決して諦める事なく最大限の力を発揮する事をモットーにしております。
お一人で悩まず無料相談窓口、ホームページもございます。困ったときにはお気軽にご相談ください。