任意売却最新情報

海老名O様「難易度MAXレベルの任意売却を無事成功」

今回の依頼主は、海老名市内に土地をお持ちの会社経営歴をお持ちのお客さまでした。

会社経営時代に多くの借り入れがあったことや、当時の資金繰りの苦しさから納税もままならないまま現在を迎え、競売を申し立てられてしまったという経緯のご相談です。

ご相談を頂いた当時、謄本を見て驚いたことをよく覚えています。

税金や借金の抵当権や差押が合計5件も付いていたのです。こういった場合、競売で一連の騒動が終了したとしても全ての債権者へ平等に返済がされるわけではありませんが、抵当権や差押を解除して頂くために全ての債権者と交渉をする必要があります。

これがまた大変なのですが、第一抵当権者からすると、「後順位の債権者への配分はなるべく少なくして自分が多く回収したい。」という思惑がありますし、後順位の債権者からすると「今後回収できる見込みが無い以上、ここで1円でも多く回収しておきたい」という思惑があり、両者の思惑がぶつかる事になるのです。しかも今回は債権者が5者もいるのです。相当大変だという事はこれをお読み頂いている方にはお察し頂けるでしょうが、実際はその想像をかなり上回るくらい大変でした。

これだけ債権者がいると、第4抵当権者は、「第2、第3抵当権者より回収が少ないのは納得できるが、第5抵当権者より低いのは納得できない」となりますし、第3抵当賢者は「第2抵当権者より低いのは納得できるが、第4、第5抵当権者より低いのは納得できない」という事となります。そういった中で今回の第5抵当権者は、「この金額以下では応じない」と、この債権者の債権総額にしてはかなりの金額を要求してきたのです。その数字を見た各債権者も軒並み要求金額を上げてきて、債権者の交渉はかなり難航しました。なんとか第5抵当権者を説得しなくては任意売却を纏められないという状況になり、第5抵当権者にはありとあらゆる参考資料を集めてわかりやすく資料にまとめて提出するなどして、2か月にもわたって説得を続けました。当然この期間も、債権者から催促を受けていましたし、期限はあと5日に迫っていました。もうこれ以上は債権者を待たせられない。期日を過ぎれば競売の入札を迎えてしまう。という土壇場で、なんとか第5抵当権者から当初の主張配分よりも低い金額での応諾を頂き、その他の債権者も纏めて行く事が出来ました。

任意売却は、不動産そのものの問題以外にも、こういった問題を抱えるお客様もいらっしゃいます。

正直、他社では放棄するレベルの難易度の案件で、実際にこういった案件を請け負うだけ請け負い、少しだけ手を付けて無理だと思ったら投げ出す。という業者もあります。

任意売却は、一般不動産売買に比べて何倍も手のかかる高レベルな不動産取引の為、成就へ繋げられなかった場合の損失が大きいという仕組み上、そういった業者が存在することはいたしかたない事なのかもしれませんが、弊社は最後の最後まであきらめない事をウリに16年続けて参りました。そういった姿勢から得た成功体験を、今回のような取引の為のノウハウとして蓄えているのです。

現在いくつかの債権者から債務の請求をされていてどうしたらよいのかわからずにお困りの方でも、弊社では纏めることも出来ます。

是非ともご相談ください。お待ちしております。