任意売却最新情報

藤沢市T様「税滞納700万円も一部納付で無事成約」

物件は藤沢市内の郊外にある最寄駅から徒歩15分程の大型分譲マンションで、築15年経ちますが多彩な共用施設が揃い駐車場は自走式で100%設置されている1階部分の専用庭もある3LDK住戸でした。

所有者は本住戸に奥様、お子さんと共に奥さん方のお母様(義母)と共に居住していたのですが、奥さんとは諸処の事情により離婚され、それでも購入時資金援助を受け連帯保証人にも設定されていた義母とは引き続き同居されていました。当初は順調だった住宅ローンの返済も、ご主人の転職で収入が激減してしまった事により、購入時3本の抵当権を設定していたのですが、第一抵当以外の二本のローンの返済から滞ってしまい、弊社が任意売却を依頼されたのは第三抵当権者から競売の申し立てを受けた1年半ほど前の頃でした。

その際には債権者交渉と共に精力的な販売活動を行う事により、無事に買主様も見つかり債権者とも金額の折り合いがついて任意売却がまとまりかけたのですが、先順位2本の残債額が多く、裁判所の本物件に対する評価と照らし合わせる事により、裁判所にて本競売差押が無剰余取消という判断に至りました。その時点で義母が任意売却により残債の返済義務が生じることに同意が得られず、一旦所有者の方も任意売却を断念されたのですが、その後も第二・三抵当の返済が滞ったままで実は税金の滞納も高額な700万ほどに達していたために、今後の債権者による給与差押等の動きを睨みつつ、引き続き弊社にて販売活動を継続していました。

そして今回前回の経緯から約1年が経ち、その間所有者と共に私も義母への任意売却に対して説得を試みた結果、ようやく引越先の確保と共に、義母が高齢で年金暮らしになった事もあり、無事に連帯保証人の設定も解除して頂く事にも成功し、買主についても前回よりも条件が良い方で無事に任意売却が進められる事になり今回無事に成約する事が出来ました。

義母への説得・連帯保証人の解除・引越先の確保以外にも、もちろん大変だったのは上記抵当権者との判子代交渉、さらに高額な税金差押に対して何度も役所に足を運ぶことにより、任売後の月々の返済額を約束する事により、債権者が認める控除費用の配分にて応諾頂く事でしたが、今回長丁場ではありましたが、あらゆる利害関係人との調整に奔走する事により、長期にわたって滞納が続いた抵当権者・税金差押権者からの給与差押などの法的処置も免れることが出来ました。

このような複雑な経緯をたどっている方は私がこの業界で携わって5年以上になりますが、決して少なくありません。もちろんこのような任意売却を通常の不動産仲介会社に依頼しても、どこでも扱って頂けないはずですが、弊社では可能ですし複雑な案件であればあるほどやりがいを感じ挑戦していく社風です。どのような諸事情を抱え諦めかかっているお客様も、是非弊社に一度お問合せ下さい。スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。