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横浜市鶴見区S様「懸命な判断・助言で全額返済、結果オーライ

S様は50代の男性、ご自宅にはS様のお母様との二人暮らし。安定した収入を得られていた為、ローンの支払いは問題ありませんでしたが、ご身内のご不幸により予期しない多額の出費が必要となり、そのお金を工面するためにご自宅を担保に新たな借り入れをせざるを得ない状況に陥ってしまいました。住宅ローンだけであれば支払いに問題はありませんでしたが、新たに借り入れした債務の支払いまでは首が回らず滞納、ついには競売の申立をされてしまいました。そんな最中、弊社へお問い合わせを頂きご依頼を受けるに至りました。S様からはお母様がご高齢かつ近くに通院している病院がある為、引越しする事は難しい。賃料10万円程でのオーナーチェンジがご希望という思いを話してくださいました。

S様のご自宅には抵当権が2社設定されており、早速各債権者との交渉に入りました。しかし、債権者からは厳しい現実を伝えられる事になります。それは各債権者共に自社査定を行った結果、競売で落札されたとしても充分に完済を見込めると判断をしているとの事でした。確かに物件は築17年経過しているものの、オール電化の4LDK、室内は比較的綺麗に使われており、外観も目立った劣化は見受けられない為、時間をかけて販売をすれば完済できる価格での成約は見込める印象を受ける物件でした。

実需での購入希望のお客様は現れていましたがS様はオーナーチェンジが希望の為、投資家などにあたり営業活動を行っていました。しかし、S様の希望家賃では収益性が低く、債権者の求める金額でオーナーチェンジを実現させようとした場合、S様の賃料はご希望の倍額必要になってしまいます。

 S様には現状オーナーチェンジを実現させるには倍額の賃料が必要になること、売却であれば一番抵当権者の債務を完済でき、後順位債権者へもまとまった金額を返済できる可能性があるとご報告しました。するとS様はそれほど良い条件であればと是非、売却の方向に切り替えて進めてほしいとのお言葉を頂きました。S様の当初のご希望とは違う方向になり悔しい思いではありましたが、S様が納得して頂けたのであればという事で、すぐに購入希望の法人様へ連絡し契約を取り交わしました。遅延損害金が増えてしまうのを極力防ぐためにと出来るだけ早く決済をとり行いました。それにより契約から2週間での早期決済を行う事ができ、一番抵当権者は完済、後順位債権者へもまとまった金額を返済することができました。

 S様からは「住み続ける事は叶わなかったが、債務が大幅に減り今後の返済の目途もついた。月々の支払いも減り生活に余裕ができました。母の病院も近くなり結果あの時売却すると決断をしてよかったです。生活に余裕ができたので今度お母様を旅行に連れて行ってあげようと思います。」と笑顔で話しておられました。