任意売却最新情報

大阪府藤井寺市U様のケース「ギリギリまで諦めない行動が奇跡を呼んだ!」

物件は築30年目のマンションで、オートロックも無い50㎡ほどの部屋、昔懐かしい団地に近い間取りで、販売活動には苦戦を強いられることが予想されました。

所有者は70代後半の男性で、平成5年に中古で購入当時は3000万円以上した物件でしたが、現在の相場は5分の1ほどに下がっていました。

しかし、債務は1500万以上残っていて、ご高齢なうえに重い疾患も抱えてしまい、貯蓄とわずかな年金でお支払を続けていましたが、ついに貯蓄が底を突き住宅ローンの滞納が始まってしまいました。

所有者様は滞納6か月目の代位弁済前の頃に、弊社のホームページを見てお問い合わせ頂き、そして正式なご依頼を頂きました。

所有者が弊社に求めたのはとにかく債権者交渉により任意売却に応じて頂く金額を交渉する事により早めに購入者を見つけ、さらに税金や管理費の完済をして引越費用も捻出したいというご希望でした。

弊社は真っ先に債権者交渉に取り掛かり、販売活動と共に債権者には査定書を元に連日価格の交渉を行いました。しかし今回は債権者が独自に査定した金額と弊社の査定金額に乖離があり、もちろん弊社は物件の立地条件やマイナスポイントなど具体的根拠を示した上で何度も交渉したのですが、残念ながらご依頼を頂いてからの6か月間で債権者の求める応諾金額でお客様を付ける事が出来ずに競売の申し立てをされてしまいました。

それでも連日の販売活動や債権者交渉の定期的な所有者へのご報告を密にしていたため、所有者は弊社を信じて根気よく待って頂きました。

このように任意売却では全ての債権者が思い通りに金額が下がるとは限りませんし、中には厳しい債権者が存在する事も事実です。今回は残念ながらその典型的な例だったのですが、その後裁判所独自の評価書が完成したとの事で、遠方でしたが取得し提出したところ、弊社の諦めない姿勢についに観念したのか、債権者独自の査定が誤っていたことを認めて頂き、ついに弊社の当初の査定額に近い金額で応じて頂く事が出来ました。

しかしその時点で競売入札日まで一ヶ月を切っていたのですが、どうにかスピードという点で優れている法人の買主様が見つかり入札期間途中のご契約、開札日前日にご決済というギリギリでの任意売却が成立しました。

もちろん所有者の当初のご希望通り、税金や管理費滞納金ならびに引越に伴う諸費用まで今回の任意売却で捻出する事が出来、途中半分諦めていたという所有者からはこのミラクルな大逆転に感激して頂きました。

現在は債務返済から解放され、ご夫婦で長年の夢だった理想的な引越先にて静かな田舎生活を始められています。