任意売却事例

宮城県N様:投資目的マンションが空室で返済不能 債権者主導で進めた任意売却の実例

― 投資用マンション失敗/住宅ローン不正利用/任意売却


■ 相談のきっかけ|債権者からの直接依頼

今回の任意売却は、債権者側から当社へ直接ご連絡をいただいたこと が始まりでした。

債権者様としては、

  • 物件の実勢価値を大きく上回る金額を融資

  • しかし融資後まもなく返済不能

  • 地場不動産業者に売却を依頼するも買主が見つからない

という状況に陥り、

「このままでは回収が進まない。
御社で何とかできないか」

というご相談を受けました。


■ 物件調査|売却が極めて難しいマンション

実際に調査を行ったところ、本物件は以下のような 売却難易度の高い条件 を抱えていました。

  • 築年数が古い分譲マンション

  • 最寄駅から距離がある

  • 主要ターミナル駅からも離れた立地

  • 修繕積立金が慢性的に不足

  • 修繕積立金不足を補うため管理組合が金融機関から借入中

これらの条件は、

  • 銀行融資が付きにくい

  • 投資家からも敬遠されやすい

という、流通性の低い物件特性 を示していました。


■ 所有者様も知らなかった「購入のリスク」

所有者様へ現状を説明したところ、

「そんな状況だとは知りませんでした…
こんなに厳しい物件だとは思っていなかった」

と、大きな驚きを隠せないご様子でした。

購入時に、

  • 管理組合の財務状況

  • 修繕積立金不足

  • 将来の修繕リスク

といった重要事項を 十分に説明されていなかった可能性 が高く、
「売るのが難しい物件」であることを知らされないまま購入していたのです。


■ なぜ返済不能に陥ったのか

詳しく経緯を伺うと、問題の本質が見えてきました。

所有者様は、

  • 実際にはそのマンションに居住していない

  • 不動産業者から

    「賃貸に出す収益目的でも住宅ローンが使える」
    と説明され、

  • 言われるがままに住宅ローンを利用して購入

していたとのことでした。

しかし、

  • 賃貸需要は想定より低く

  • 購入当初の入居者が退去後は空室が長期化

  • 家賃収入が入らず返済不能

という結果に陥ってしまいました。


■ 近年増えている「投資用×住宅ローン」トラブル

昨今、

  • 投資用マンション

  • 実需ではない購入

  • 住宅ローンを利用

という グレーなスキームによるトラブル が増えています。

金融機関側もこれを問題視しており、
実際に債権者の中には、

「これは詐害行為に該当するため、
任意売却は認めず競売で進める」

という 非常に厳しい対応 を取るケースも存在します。


■ 債権者との信頼関係が解決の鍵に

本件については、
当社と債権者様との長年の信頼関係 があり、

  • 状況を正確に共有

  • 市場性を踏まえた現実的な価格設定

  • 販売活動の透明化

を行うことで、
任意売却として進める承認 を得ることができました。


■ 地元業者との連携で成約へ

本物件は、当社営業所から距離のあるエリアでしたが、

  • 地元不動産業者と連携

  • エリア特性を踏まえた販売

  • 投資家・買取業者への直接アプローチ

を行い、
買主様を無事に見つけることができました。

結果として、

  • 売主様

  • 買主様

  • 債権者様

  • 司法書士

すべての関係者にとって 負担の少ない形で決済を完了 することができました。


■ 本事例から伝えたい重要なポイント

  • 「住宅ローンで投資」は非常に危険

  • 修繕積立金不足のマンションは売却が困難

  • 賃貸が出ない=即返済不能につながる

  • 債権者との関係性が解決の可否を左右する

という点です。


■ 同様のお悩みをお持ちの方へ

  • 投資用マンションを住宅ローンで購入した

  • 空室が続きローンが払えない

  • 売却を依頼したが全く売れない

  • 債権者から厳しい対応を受けている

このようなケースは、
一般的な不動産会社では対応できません。


■ 無料相談受付中(全国対応)

当社では、

  • 任意売却

  • 競売回避

  • 投資用マンションの失敗案件

  • 債権者主導案件

を専門的に取り扱っています。

▶ 遠方のお客様からのご相談も歓迎

オンライン・電話対応も可能です。
まずはお気軽にご相談ください。

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