任意売却事例

宮城県 O様『県外勤務で連絡が取れず競売開始。残された家族を守るため、業者買取で競売回避・引越し支援を実現』

宮城県に戸建を所有されていた30代のO様から、ご相談をいただきました。
O様はお仕事の都合で本物件には住んでおらず、現在は愛知県に居住。実家にはお子様とお母様のお二人が生活されていました。


■ 地元企業の収入不安から県外へ転職。しかし無職期間が発生し滞納が始まる

本物件は令和3年に新築で購入したばかりでしたが、地元企業での収入が安定せず住宅ローンの返済が厳しい状況に。
悩んだ末、待遇の良い県外工場への転職を決断します。

しかし転職までに数ヶ月の無職期間が生じ、その期間中に住宅ローンの滞納が発生。
転職後も初回給与までの間は支払いができず滞納が継続してしまいました。


■ 本人不在の状態で通知が届くも、連絡後回しで事態悪化

金融機関からの督促通知はご家族のもとに届き、O様へ連絡されていたものの、
「あとで連絡する」と後回しになり、金融機関との連絡をほとんど行わない状態が続いてしまいました。

そしてついに
「一括返済を求める通知」
が金融機関から届き、O様は慌てて連絡しますが時すでに遅く、金融機関からは

「長期間の滞納と連絡が取れなかったため、競売で進めます」

と告げられてしまいました。

単身赴任で働き始めて収入が安定してきた矢先、
強制的に競売へ進められてしまったという厳しい状況でした。


■ 「家族を住み続けさせたい」というご希望。しかしオーナーチェンジは現実的ではない

当社へご相談をいただいた時点で、すでに競売は開始済み。
O様からはまず、
「お母様とお子様が住み続けられないか」
という希望がありました。

しかし、

  • 購入後2年しか経っておらず残債がほとんど減っていない

  • オーナーチェンジにすると、家賃が住宅ローンの約3倍に跳ね上がる

  • 家賃負担が現実的でない

といった理由から、住み続ける形は断念。

最終的にO様から、
「売却し、家族が安全に引越しできるようにしてほしい」
とご依頼を受け、当社で買主探しを開始しました。


■ 競売進行中で一般のお客様では間に合わない。業者買取が必須

競売中のため、一般の買主がローン審査をしている間に競売落札期日が来てしまいます。
そのため、
「現金一括買取できる業者」
に絞って買主探索を行いました。

築浅物件ではあるものの、時間が極端に限られていたため業者探しは難航。
競売入札期日が迫る中、当社の関連会社に買取を打診したところ、
買取応諾+引越し費用の捻出にも協力していただけることとなりました。


■ ペット可賃貸探し・引越し手配まで一括支援

お子様がペットを飼われていたため、

  • ペット可の賃貸住宅の確保

  • 引越し業者の手配

  • 競売回避に伴うスケジュール調整

すべて当社で段取りし、無事に引越しまで完了しました。

もし競売で処理されていた場合は、

  • 引越し費用の捻出なし

  • 高齢のお母様がすべての手続きを自力で行う必要がある

  • 最悪、強制退去の可能性

といった厳しい結果が予想されていたため、
今回の競売回避はご家族にとって大きな安心となりました。


■ 担当者より:金融機関からの通知は「後回しにしないこと」が重要

今回は、金融機関からの通知を長期間放置してしまったことが事態悪化の原因でした。
住宅ローンの支払いが厳しくなった段階でご相談いただければ、
オーナーチェンジなど別の解決方法が取れた可能性もあります。

どんな状況でも、早めのご相談が最も大切です。

当社では、

  • 任意売却

  • 競売回避

  • 引越し支援

  • 金融機関・業者との交渉

  • ペット可物件探しなど個別事情の対応

まで、トータルでサポートしております。

住宅ローンでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
お客様とそのご家族が安心して新しい生活を迎えられるよう、全力でサポートいたします。

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