沖縄県G様『南の島の訳アリ物件もほぼ完済で任意売却』
今回は沖縄県石垣島の事例をご紹介します。
ご依頼人のG様は物件に3人の家族と猫数匹で生活されておりました。夫婦共働きで収入もそれなりにあったのですが、二人の子供にかかる費用と多頭飼育している猫の飼育費や病院代で家計は苦しく消費者金融から借入を繰り返していました。どんどん借入がエスカレートし気づいたときには既に数百万の金額になり今度は消費者金融の支払いが苦しくなります。そこでG様は住宅ローンより消費者金融の返済を優先してローンの返済をとめてしまいます。結果、住宅ローンの滞納が続き競売申立という事態に陥ってしまったそうです。弊社には丁度競売の申立がなされたタイミングでご相談頂き、できるだけ高く売却して残債を減らしたいという方向で任意売却を進めていくことになりました。
早速、債権者に連絡をいれて任意売却の交渉をしました。ですが債権者の意向は「完済or競売」という極端な方針でした。G様の物件は築46年の平屋建。十年前に購入しその時にキッチンを交換し綺麗になっていましたがそのほかは特に手は加えず築年相応の状態。綺麗には使っていますが猫を多頭飼いしているので傷だらけ。さらに外壁は一部崩れている箇所や屋根の劣化も顕著。建物を再利用する場合はフルリフォームに外壁と屋根も修繕が必要なため一般的な中古物件よりリフォーム費用が高額となってしまうため、建替え推奨な物件。つまり、完済は難しい物件ということです。このままでは任意売却はできず最悪な結末を迎えてしまうので交渉に注力しました。債権者にはしつこく連絡して販売状況を逐一報告、さらに地場業者にも協力を仰ぎ、石垣島の不動産市場の調査報告書や査定書を作成し適正価格の販売提案をしました。さらに提案だけではなく実際に購入者を見つけなければなりませんので、石垣島に限らず日本全国を対象に営業活動を行いました。しかし、債権者の意向はなかなか軟化しません。それでも諦めずしつこく交渉を続けた結果、依頼をうけてから二ヶ月が経過した頃、債権者から「今回完済ではなく価格の相談に応じることにした。」と連絡がはいります。詳しく聞くと色々と細かい資料を送ってもらい何度も任意売却の連絡を頂いたので物件を改めて精査したところ、完済は明らかに無理だということが社内で認められたので方針を改めることになったとのこと。あとは購入者が見つかり次第、任意売却に応じるか検討するというので購入者を急いで探します。丁度その頃に以前から営業活動していた先から問い合わせがあり、実際に物件を見たいと動きがでます。内見希望者は岐阜県の一般法人様で今後リゾート賃貸として購入できる物件を探しているとのこと。すぐに内見を調整し物件を見てもらうと即決で購入を決断。債権者に金額と共に購入者の報告をすると二つ返事で任意売却の許可を頂くことができました。売却金額はG様も納得のいく金額でほとんど残債が残らないほど高値で契約を締結することができました。時期的に石垣島は台風が多く引越しできる日が限られ苦労しましたが、それも問題なく終わり無事決済を迎えることができました。
G様は物件が老朽化しており売れないと思っていたそうなので、ここまで高い金額かつ条件のいい購入者が見つかり驚かれていました。また少なくなった残債をみて「来年中に返済終えるぞ!」と意気込んでおられました。
弊社は、北は北海道から南は沖縄まで「広告」としてではなく実際に全国対応しております。どんなに遠方でも対応可能です。是非、お困りの方はご相談ください。
