任意売却事例

宮城県S様『任意売却作業途中で自己破産手続きは処理が大変』

今回ご依頼頂いたお客様は、仙台市内に戸建を所有されてる60S様からでした。

平成137月に新築注文住宅をご購入されました、ご主人は仕事の都合で単身赴任が多く仙台のご自宅に近年は戻ることが少なくなり、お子様も社会人になり家をでるというタイミングになり、住宅ローン支払い大変だから自宅を売却しようと考えられました。

ご自宅の建物について共有者が2人おり、S様が100分の99持分、義父100分の1持分ありました。

土地は全部S様の持分でしたので売買には問題ありませんでしたが、義父がすでに他界されてまして義父持分100分の1建物を売却するには相続しないと売却出来ないという物件でした。

ただS様から「手持ちの費用が無く売却した費用の中から相続費用、その他かかる費用も売却した金額から用意して欲しい」とご依頼されました。相続に関しては司法書士が対応しますが費用の捻出が出来ないというので、売却した金額の中から出さないといけません、住宅ローンがまだ多く残ってる状況で買主も全く決まってなく、当社顧問の司法書士に相続依頼したとしてもいつ売却できるのか?支払いは大丈夫なのか?とても先行き不安な状況の中販売活動をしてまいりました。

半年以上販売続けてましたが買主つかず時間だけが経過していきました。その間相続に必要な書類をS様には用意して頂き買主が現れた際にはすぐに相続手続きに入れる準備だけはしておきました、更に約半年経ちようやくご購入につながる買主様が現れやっと相続手続きに入ることができました。費用に関しては当社司法書士に売買が完了する日まで待って頂く形を特別にとって頂けることで先に買主様と売買進めることができました。

しかしここでトラブルが発生してしまいます、S様は当初もっと早い時期に売買できると思っていたらしく住宅ローンの支払いを長くは考えていませんでした、その為約半年ほど経過した時に残りの住宅ローン支払いはやめて自己破産を弁護士に依頼してしまいました。当社には自己破産するという連絡はなく、これが原因で住宅ローン支払いしてた銀行のローン残とプラス自己破産手続きに入った時点で期限の利益喪失という本来であれば住宅ローン残をお支払いして売買完了となるのですが、期限の利益喪失したことによって遅延損害金が発生してしまい予定していた返済額より金額が大きくなってしまいました。

すぐに銀行担当に連絡しこちらでは全く把握してないことで且つ買主様と契約も済み銀行担当からも金額の確認した時には遅延損害金の話は無かったことを話し、何とかできないのかとにかく話し込みました、銀行本部とかけあって頂き遅延損害金まるまるではない金額で買主様と契約した範囲でまとめて頂くことができ相続費用も売買金額から捻出することができS様も無事売買が終了し安心しておりました。

 今回は銀行担当も対応してくれましたし、まわりの援助があったからこそできた案件だと思います、任意売却途中で弁護士依頼等手続きをしてしまうとお客様のご希望に叶わない状況が発生してしまうことがあります、お客様のご希望が叶うよう頑張ってお手伝いさせて頂きますので事前に何でもご相談して頂ければと思います。

 

 

 

 

 

 

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