任意売却事例

岐阜県S様『

今回のご依頼者は岐阜県にお住いのS様です。

20年前、結婚していた当時、元夫がS様の生まれ育った土地の一部を父親から購入して、注文建築の一戸建てを建築されました。S様はその後離婚し、元夫が家を出て、娘さんとの生活が始まりました。離婚の際、建物の住宅ローンを父が肩代わりした為、建物の大部分の持分は父。土地はS様が全て所有となりました。毎年の土地建物の税金はS様が支払う事で、新生活がスタート。ですが元夫のストーカー行為により避難を余儀なくされ引越を繰り返す状況となり、仕事もその度に転職となりました。そのような環境では当然生活は安定せず、借金を重ねる生活が続きます。1年前にストーカー行為が解消され、ご自身の家に戻ることが出来ました。しかし借入金が大きく膨らみ、日々の生活が困難な状況となっていました。S様は弁護士に相談、個人再生を進めます。ですが個人再生による毎月の支払も負担が多く、不動産の売却による返済を、ご自身の意思で決めました。度重なる引越、転職の影響からご自宅・地域の生活環境に馴染めなくなっていたのも売却を希望される要因の一つです。

 いくつもの不動産会社に売却相談をしましたが、売却には建物の共有持分を持つ父の同意が必要と言われました。父は売却には大反対で、S様にずっと住み続けて欲しいとのことでした。月の支払いに困り、またご自宅の周辺環境に馴染めなく、売却の道を求める中、弊社ホームページを目にし、ご相談を頂きました。

 相談員は前述の内容をS様から聞取り致しました。相談員は共有者である父の反対があってもS様持分だけの売却が可能であることを説明し、是非、売却したいとおっしゃっていただきました。ほどなく共有持分買取に積極的な弊社グループ会社が、S様の持分を買取。売却費から借入金返済と引越を完了。

今は娘さんと2人で安定した生活を送られております。

 弊社相談員は共有者の同意が得られない、行方不明等、通常では売却が困難な不動産共有持分の売買を多数成立させてきました。今後も様々なご事情のある不動産についての相談があると思います。ご相談頂きましたお客様の状況をつかみ、最善の結果を出せるよう努力致します。

この記事に関連するタグ

この事例と似た任意売却事例集

事例に戻る

ページの先頭へ