任意売却事例

北海道T様『オーナーチェンジ希望は叶わなかったが競売前に任意売却は成立』

ご依頼者は北海道にお住いのT様。地元で10年ほど前より飲食店を経営されていました。しかしコロナ禍で売上が減少。それでも、副業を複数こなし、再建を試みてきましたが、資金繰りの限界を感じ、弊社のホームぺージから売却相談を頂きました。

オーナーチェンジ(自宅売却し、T様と賃貸契約締結してそのまま居住できる方法です。)での売却を希望され、売却後の家賃設定をして販売を開始しました。しかし借入残額が販売価格を大きく上回るため、複数の債権者との交渉を相談員が開始。幾度となく交渉を重ねましたが、T様支払い可能家賃での売買価格では債権者の許可が得られず、また債権者の許可が出る売買価格ではT様の家賃支払い可能額を大きく上回ってしまう状況となってしまいます。

T様ご夫婦と相談の上、オーナーチェンジは諦め、ご自宅売却、引越す方針となりました。また経営中の飲食店も閉め、新しい職に就くことを決意されました。人生を前に進める為に、非常に辛い決断だったと思います。幸い引越先と就職先は直ぐに見つかり、売却前に引越することとなりました。

空室になったことにより、建物見学希望者のご希望の日時に添える事が可能となり、競売開始となる前に購入申込が入りました。そして複数の債権者との打ち合わせも滞りなく進み、無事に売買契約が完了いたしました。

T様は結果的に新しい職場に勤務することにより収入も安定し、オーナーチェンジ想定時よりも負担の少ない家賃となり、安堵されております。ただ相談員は、オーナーチェンジの希望に添えず非常に残念に感じております。この経験を踏まえ、今後もご依頼者様の希望を第一に一生懸命頑張らせていただきます。

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