任意売却最新情報

静岡県M様『建物名義の息子が行方不明、競売間近で偶然息子の友人が購入で危機回避』

M様は本物件の土地所有者の方で息子が家を建てたいとの事で自身の畑を宅地に変更して建物を息子さん名義でご親戚の大工さんに依頼して注文住宅として建てたとの事でした。

 詳しい話を聞く為にお父さんのご自宅でお会いしてきました。

実は息子さんが行方不明になり住宅ローンが滞納していると銀行からの連絡で発覚したそうです。支払いを求められましたが依頼者であるお父さんは既にお仕事は引退していて細々とご夫婦で年金生活、勿論支払えるわけもなく弊社ホームページを見てのご依頼でした。

 話を聞いたところ離婚を機に失踪したそうです。

物件には離婚した奥さんと子供さん3人で住んでいました。

離婚した奥さんは遅かれ早かれ出ていくつもりだから言っていただければいつでも退去しますとの事でした。

 早速銀行担当者と現状報告を兼ねて話し合いをした所「売却条件は完済」覚悟はしていましたが当然なことでした。

弊社としては完済条件でのお客様探しと同時に行方が分からなくなった息子さんを探し当てない限り売買が出来ないわけで同時進行で息子さん探しも行いました。

 ご身内とは言え耐震の注文住宅を建てたため残債はかなり残っていました。

販売活動をしては見たものの確かに建物は立派過ぎるほど立派だが高くて買えないとの意見が多数で中々買主様を見つける事が出来ない状態が続き時間だけが過ぎていきました。

 そうしているうちに銀行から連絡があり規定に沿って「代位弁済」の手続きをします。

代位弁済後は保証会社担当と話をしてくださいとバトンタッチされました。

保証会社担当も債務者である息子さんが行方不明なことも把握していて弊社と共に探していただける話になりました。

 しかし、ひょんなことからの行方不明だった息子さんの居所が分かりました!

実は行方不明の息子さんの長男がバレーボール特待生で愛知県の大学に入学した事がきっかけで祝福の連絡があったと孫から依頼主である祖父に連絡が来て分かりました。

早速連絡をした所、連絡が取れて話が出来ました。

自分の責任とは言っていましたが離婚がかなり堪えたらしく、行く当てもない旅に出たとの事です。

職は転々としながら住み込みの仕事を選び生きながらえていたそうです。

 早速息子さんにはお父さん含めて現在の状況を把握していただき選択肢が任意売却しかない事を伝えご納得して頂けました。

 無事に息子さんが見つかりホッとしましたが債権者より今月中に買主を見つける事が出来なければ競売で処理をしますと通告があり驚愕しました。

息子さんを見つける事に集中していたのは事実ですが決して販売活動を怠っていたわけでもなく!

しかしそうは言っていられずせっかく1番難しいと思っていた息子さんを探し当てたのにも関わらず絶対に競売にしたくないと強い信念もち残り少ない時間でしたが会社全体一致団結して買主様を探すことに没頭しました。

しかしながら1年近く一生懸命販売活動をしていたのにも関わらず買主様を見つける事が出来なかったものを会社全体で販売活動したからと言って急に買主様を見つかるわけもなくどんどん時間だけが過ぎていきました。

申し訳ありませんが正直諦めました。

これは嘘ではなく本当の話ですが任意売却期間最終日に一般の方から内見依頼が入り対応したところ何と行方不明だった息子さんの地元の同級生でした。

なんで分かったかというと内見時立ち会っていただいたお父さんを見て「もしかしてMさんですか?」の問いにお父さんも思い出して「Oさんじゃないか~」てな感じで昔話に花が咲き即決購入!

債権者にも報告をして無事に競売も回避をすることが出来て売買も無事に終わりました。

今後このような事例は起きないと思いますがやはり諦めてはいけないことを再確認しました!

 弊社は依頼者様の希望が必ずしも叶えることが出来ないかもしれませんが、限られた時間の中で依頼者様の希望を叶えることを大前提に決して諦める事なく最大限の力を発揮する事をモットーにしております。

お一人で悩まず無料相談窓口、ホームページもございます。困ったときにはお気軽にご相談ください。