今回、任意売却のご依頼を受けたのは、長崎県にお住いのK様。

K様は、1年前に離婚し、元奥様もお子さんも退去し、現在は一人暮らしでした。

離婚後、広すぎる自宅とお仕事の方が上手く行かないため、2021年12月に毎月の返済が難しくなり、滞納が始まる前に事態を重く見たK様は弊社ホームページを通じて、ご連絡を頂きました。

最終的に、決済が終わり、引き渡しが終わるまで2年半かかった案件です。

 先ずは、K様にお話を詳しく伺い、金融機関と連絡をとり、現段階では一括返済は出来ない事を伝えました。すぐにご自宅の売却活動を始め、買主を探していきました。しかし、残債を上回る価格での買主を見つけることが出来ませんでした。

 そのため、滞納が続く中で、買主を見つける任意売却を進めていきました。

 何度か問い合わせや内見が入るものの、債権者の承諾を得る価格での申し込みがなかなかなく、競売を申し立てられてしまいました。

 しかし、長崎市内だけでなく、隣接する市への積極的な物件営業でどうにか競売入札の前日、債権者の条件を満足できる買主を見つけることができ、無事にご自宅を売却することができました。

 今回の事例から思うことは、どんな事情でも住宅ローンの返済ができなくなったらまずは早めに金融機関に連絡をして事情を説明すること、そして自分だけの判断はしないことだと思います。

 今回ご自宅の売却に至ったのはコロナウイルスの影響による経済的理由で、自身では防ぎようもありまでした。

 しかし、日ごろから貯金など蓄え、万が一の時に備える事でご自宅の売却も防げたかもしれません。

 もし、何かの事情で住宅ローンの支払いができない方やできなくなりそうな方、銀行への相談の仕方を詳しく知りたい方は、ぜひ弊社までご相談いただければと思います。