今回のお客様は、3年前にコロナウイルスが流行する前にご自宅を購入された、ご夫婦とお子様2人、お義母様1の合計5人家族のお客さまでした。
このお客様は、コロナの影響を大きく受けた業種にお勤めで、収入にかなりの影響があり、購入後早々に住宅ローン返済が困難となり、任意売却を決めたというお客さまでした。
弊社は全国各地の任意売却を担当しておりますが、地方によっては、任意売却を交渉する相手方である保証会社と、買主である不動産業者の絆がとても強く、「お客様に有利な条件で任意売却をする」というよりは、「保証会社と不動産業者が得をする」ような形で売却を進めたがる風潮がある地域も存在します。今回はまさにその空気の中で債権者へ任意売却の承認を貰う交渉へ入りました。当初は、「我々はもう地場の業者で進めるので、仲介さんは必要ないですよ」と断られました。おそらくこの担当者は、新任であり、弊社の実績を御存じなかったようで、気持ちがいいくらい明確に断られました。ところが、弊社としてはこの地域で何度か任意売却を成就しており、地場業者ともネットワークがあります。むしろ、当該保証会社とも任意売却を成就させた過去もあるので、そういった事を新任の担当者に伝えました。すると、「失礼しました。」との言葉とともに、詳しい流れや任意売却に関する情報を次々と教えてくれたのです。勿論、任意売却に際して債権者交渉がスムーズに進んだことは言うまでもありません。
また、我々が大事にしていることとして、所有者様と極力お会いし、安心して頂いた上で任意売却を進めていきたいというモットーも御座います。
ご依頼を頂きましたら出来るだけ早いタイミングでお客様とお会いし、お悩みや疑問点を全てヒアリングしていきます。多くのお客様は、「どうすればいいかわからない」「このままだとどうなるのかわからない」という、無知から来る恐怖を抱えていらっしゃいます。ですが正直、任意売却を誠実に行っていけばあまり大きな問題とはならず、普通に生活を送っていけるのです。しかしながら、ローンの滞納があると銀行から督促が来たり、もっと放っておけば競売に関する通知が裁判所から来たりして、恐怖感を与えられることは否めません。また、任意売却に際して、普通の不動産業者や、「最近取り組み始めた」任意売却業者に依頼をしてしまうことにより、思ったようにスムーズに進まず、有利な条件を引き出すために努力してくれているのかもわからない。といった状況になる事が多く存在します。ですから、弊社では最初にお会いした際に、「弊社にご相談頂いたからには安心してくださいね」「こういうことが起きますが大丈夫ですよ」などと、先回りして不安を取り除く事に注力しております。
今回のお客様は、ご主人と奥様ともに精神的な病を抱える方でしたため、特にそういった不安が強かったようで、お義母様もとても心配されていました。しかしながら、最初にそういったカウンセリングを行った事で、任意売却が終了するまで、快く全面的に協力して頂けました。
現在既に任意売却を依頼しているが、思ったように進んでいなかったり、いまいち不動産業者からの説明が信用できなくて不信感を持っていたりするお客様は、是非一度、セカンドオピニオンとして弊社へご相談ください。