任意売却最新情報

大阪K様「節税効果、将来の保険、年金替わりという謳い文句で…投資失敗」

本日のお客様は、関西でお勤めのお医者様からのご相談でした。

まだ28歳の方ですが、24歳当時に先ず2つの収益物件を購入し、その2年後に新たに6物件を購入、合計8物件の収益物件を購入してしまったとの事です。購入したは良いものの、不動産業者に当初説明されていた節税効果は実際に無く、もはやその為にいろいろな手続きをする煩雑さや普段の物件管理、持出費用を気にする負担を勘案した結果、長い目で見て手放した方が良い。というご判断に至ったそうです。また、「本業で患者様の命をお預かりする仕事をしている以上、自分のプライベートで不安事を持つ事は、本業に良い影響を及ぼさない」とも考えていらっしゃったとの事です。

このように、社会的な地位をお持ちの方や収入の安定性や高年収が将来見込める職業の方には、こういった「節税」「将来の保険」と謳って営業を掛けてくる不動産業者も多いかと存じます。今回のお客様は、この不動産業者から実際に収益物件を購入した上司のお医者様からの紹介との事でしたが、現在そういった紹介を受けている方やそこからの流れで購入してしまった方など、既にお悩みの方もいらっしゃるかと存じます。

今回のお客様はお仕事も忙しく、ご自宅に帰る事が出来る日も週に数日しかないほどお忙しい方だった為、債権者との話し合い(任意売却をしたい。残債については返済するつもりです。という意思を伝えていただくための連絡)に時間を割いて頂く事が難しい状況でした。そもそも、本件について気に掛けたくない。というお気持ちもあったことも起因していると思いますが、こういった状況の為、弊社が債権者に交渉を持ち掛けても、なかなか交渉に入らせてもらえませんでした。所有者様へ負担をお掛けしたくないという事もあり、弁護士に代理人として入ってもらう事にしました。

その結果、スムーズに債権者交渉に入っていくことが出来、普段お忙しいお客様の時間を奪うことなく任意売却を進めることが出来ました。

肝心の債権者交渉は難航しましたが、各物件について深く精査し、各買主様に情報共有をし、数字を伸ばしていく交渉に時間を費やしました。

弊社には投資家のお客様が多くいらっしゃいますが、スピード感やこういった難しい事情のある物件については業者様の方で進めざるを得ない状況も御座います。

今回は業者様への販売メインで進めたのですが、数字を伸ばすというところに注力したため、一般的な業者様への販売よりは時間がかかりましたが、お客様からは「残債は残ったが思ったよりは残らなかった。」「返済する数字が見えて、今後の生活の予定も計画が立つので、本当にありがたい」と喜んで頂く事が出来ました。

やはり、毎月の持ち出しがいつまで売づくのか?という不安感、サブリース業者からの賃下げ交渉の連絡、各物件の維持費の計算や税の申告等、多くのお悩みを抱えるくらいなら節税など考えたくない。という方も多くいらっしゃるのだと痛感しました。

弊社のお客様では、社会的地位があるということで営業を掛けられ、誤った判断の下、業者に言われるがままに収益物件を購入してしまい、予想していなかった問題にぶつかっている。というお悩みをお持ちの方が多いのが現実です。

同じお悩みをお持ちのお客様は、まずはご相談頂き、最適な方向性を導くお手伝いをさせて頂けたらと思います。