任意売却最新情報

静岡県D 様「片道300キロを何度も往復」

本件は今年4 月に弊社ホームページからの問い合わせでした。所有者はまだ若く20 代半ばのご夫婦で子供さんが2 人(小学2 年生の長男と10 カ月の次男)の4 人家族です。

流暢な日本語を使いますがブラジルの方です。お国柄なのか競売中なのに全く危機感がなく必要書類等含め連絡も取れにくく正直心配なスタートでした。

しかし競売中ですのでそう言っている時間もなく、まずはすぐ債権者に任意売却の応諾を貰う交渉から始めました。時間が無いことは債権者も承知でしたが「完済になる買主以外受付けない。そうでなければ競売で良い」との事で非常に険しい道のりだと覚えています。

〇〇市からの差押えもあり、かなりタイトなスケジュールになる覚悟をして、販売活動について所有者と話し合いを重ねオーナーチェンジが希望でしたが債権者の応諾価格を考えると賃料が非現実的な金額になる事を伝え(住宅ローンよりも高額)売却の方向でご納得して頂きました。

競売中ですからいつ期日が決まってもおかしくない状況の中で販売活動を開始しました。

販売活動と並行して債権者及び〇〇市から差押えもついていましたので○○市とも度重なる交渉をしました。

販売活動中何度も買付を頂く機会がありましたが債権者の応諾が得られないまま時間だけが過ぎていき、とうとう競売の期日が決まってしまいました。

購入希望者はいらっしゃるのですが、なにぶん債権者が頑なに応じて頂けない状態が続きました。○○市の収納課もなかなか応じて頂けずに時間だけが過ぎていきました。

しかし諦めずに交渉を重ねた結果何とか債権者が元金回収(遅延損害金損切に成功)のみで応じる事になり、○○市収納課(判子代)からも応諾を頂くことに成功。

しかし肝心の買主が見つからず任意売却期限が日に日に迫り正直諦めかけました。

しかし再度販売活動に力を入れ直し決して諦めずに販売活動を継続していた所、任意売却期間残り僅か、なんとか買主が見つけることに成功しました。

債権者、市役所と共に応諾も頂いていましたので契約、決済、所有者の引越、賃貸先検索と嵐のごとく全て無事に終えることが出来ました。片道300kを何往復もしましたが何とか所有者家族の笑顔を得ることが出来ました。

所有者様からも「何から何まで本当にありがとうございました」とありがたいお言葉を頂戴する事が出来ました。

遠方、外国の方、いろいろな高いハードルがありましたが諦めずに遂行することが本当に大切だと再確認出来ました。

弊社は依頼者様のご希望を限られた時間の中で諦めずに最大限の力を発揮し希望を叶える事をモットーにしております。