物件は宇都宮市郊外の築３０年を越える二階建ての分譲住宅で、外装・内装ともに劣化が進み販売活動ではかなりの苦戦が想定される物件でした。
所有者は６０代の男性一人暮らしで、元々自営でお仕事はしていましたが、請負業のため年々仕事量も減っていき、さらに体調を崩してしまった結果、住宅ローンなどの月々の返済が困難となり、ついに滞納５か月目に弊社に問合せを頂きました。

実は住宅ローンの残債は少なかったのですが、事業資金による借入や個人借入による差押もついていて、所有者の希望としてはとにかく日々の督促から一日でも早く逃れリセットしたうえで人生をやり直したいという思いを訴えられました。

まず弊社は各債権者・差押権者の正確な残高を把握したうえで、それぞれ粘り強く交渉した結果、物件は評価的に土地の価値しかなく建物の解体費用を引いた額にて任意売却に応じて頂き、その結果販売活動においても地元の不動産会社にもご協力頂き収益物件として購入を検討していた買主様も獲得する事が出来ました。

任意売却が無事に成立した結果、住宅ローン２社は完済出来たのですが、なんと住宅ローン以外の差押に関しては高額だったにも関わらず今までの経緯や所有者の現状を訴えた結果、大幅に減額されいわゆるハンコ代にて解除に応じて頂いただけでなく残債に関しても免除して頂く事が出来ました。つまり所有者にとっては、住宅ローンだけでなく他の差押に関しても弊社の交渉により完済扱いになり、買主様に引越費用も捻出して頂き、引越先も所有者のご希望に叶った賃貸物件探索を弊社がお手伝いする事により無事に決める事が出来て、これ以上にない理想的な形で任意売却が成立しました。

確かに今回は出来すぎの結果となりましたが、上記のように弊社は住宅ローンの債権者だけではなく、他債務の差押権者とも精力的に交渉を行い、今回のように往復２５０キロ以上の遠方の物件でも何度も足を運ぶなど、依頼主のご希望に沿って全力でサポートし、交渉力と行動力にはとにかく自信があります。是非、住宅ローン以外の他債務により返済のお困りの方、ご自宅を差押されてしまった方も、どうかお気軽に弊社までお問い合わせ下さいますようスタッフ一同お待ち申し上げております。