任意売却最新情報

岐阜県可児市S様のケース「リストラ・教育費や医療費負担増、ローン滞納そして突然の離婚...」

物件は中部地方の岐阜県にあり、愛知県との県境という地理的条件から名古屋市のベッドタウンとして発展した地域に位置していましたが、弊社からは往復800キロの道のりを何度か行き来しながら販売活動を進めていきました。

物件的には二階建の戸建で、築12年余りですが周辺は学校や商店街も遠く、ファミリーの需要には乏しい物件でした。

所有者は50代の男性、ご家族4人で暮らしていましたが、長年勤めていた勤務先からリストラにあいどうにか再就職先は決まりましたが、お子様の教育費や病気がちなご両親の治療費等が重なり住宅ローンの滞納が6カ月を過ぎた頃に弊社のホームページからお問合せ頂き任意売却のご依頼につながりました。

所有者のご希望はとにかく任意売却にて競売を回避し、引越費用だけでなく税金やカードローンの滞納もどうにか捻出してほしいという要望でした。

立地条件や宅内のリフォームの必要性など具体的資料を提出したうえで債権者交渉は順調に進みましたが、やはり需要が少ない地区でしたので販売活動には苦戦が強いられました。

とにかく連日近隣販社を中心に数十件の販社営業を行い、販売活動でも近隣販社との強力な連携を作りました。この遠距離でしたが、内見に備えての宅内クリーニング、ポスティングやオープンハウスなどあらゆる活動を行った結果、ついに所有者のご要望にかなう価格で買主様が見つかり競売申立手続き直前で任意売却が成立しました。

ただ、残念なことに販売活動途中で、所有者の家族間の問題ですが「離婚」という所有者にとっては思いがけない文字を奥様から突き付けられてしまい、かなり精神的にもつらい時期に重なってしまいましたが、所有者の前向きな姿勢と再スタートしたいという強い思いから自暴自棄にならずに販売活動にもご協力頂けたことが今回成約出来た最大の要因だと思われます。

まさか任意売却により当初の要望がかなうとは思いもしていなかったのか、決済後には

「もう一度真剣に妻とやり直せるよう今後の事を話し合ってきます!」

という所有者のお言葉を聞きましたので、今は良いご報告を頂けるのを楽しみにしています。