今回は提携の融資会社と連携した取引でした。

川崎市内にお住いのＭ様からお話をお伺いしたところ、父親名義の古屋付きの土地売却のご相談でした。

父親の体が不自由なため医療費などでノンバンクから多額の借入をしており高利の借入の返済はすぐにも滞りそうで、だけど物件はすぐに売却したくない、父親が生きている間は住み続けさせてあげたいといった内容でした。

ノンバンクからの借金の借り換えと、父親に掛かる当面の医療費用などを、提携の融資会社から既存借入の金利より低利で融資させ、売却が出来た時に返済して頂く内容でＭ様の希望を実現させることにしました。

お父様の容体があまり良くない事もあり、万が一のことに備えてＭ様の了解を得たうえで、相場より高めに水面下で販売活動を行っていました。

それから数か月して、Ｍ様の父親は他界されました。

四十九日を終えＭ様への相続登記を完了し土地の売却は滞りなく進めることが出来ました。

その裏には、早めの販売活動が功を奏したのか近隣相場に比べ高めの買主を早々に見つけることができていたのです。さらに物件の引渡しはいつでもいいというＭ様の希望にぴったりの買主だったのです。

Ｍ様は父親に最後の親孝行が出来てよかったと大変、感謝して頂きました。