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戸塚区H様「団体信用生命保険適用で危機を回避した事例」

戸塚区にお住いのH様からのSOSは、お父様から いい任売相談窓口 への相談からでした。

所有者本人が脳梗塞で倒れ、言語障害、半身不随(書くことが困難)になってしまいました。今回で3回目とのことで、医者からは回復の見込みはないと通告を受けました。

H様は自営業者であり、大黒柱が倒れてしまっては切り盛りするにもしようがありません。まだ末っ子は小さく手がかかるため、奥様としてはこれ以上ご主人の介護介助をしながら子育てをしていくことは難しいと判断せざるを得ませんでした。これを機に離婚し母子申請をして、姉の近くで子育てを手伝ってもらうことを考えていました。お父様もそのことには同情しており円満に事が運べるようにと配慮していました。

当然ご本人も職場復帰は困難な状況ですので、ゆくゆくは自己破産というのも視野に入れておりました。

そのため、H様所有の不動産を売却し、生活や医療費の足しにしたいと売却を希望しておりました。

 

早速、債権者とコンタクトを取り団体信用生命保険の適応の可否を確認しました。前回までは症状が軽度とみなされ団体信用生命保険の対象とはならなかったようですが、今回は言語障害が出ているため保険金が下りる可能性があるとのことでした。

申請には医者の診断書が必要となり、実際に診察していただいたところ回復の見込みがないとの内容の診断結果となりました。

この時点で、団体信用生命保険が下りるか否かの心配を和らげるため、弊社関連の不動産買取業者に話をし、売買契約を取り交わすことを提案しました。購入者を確保することで先々の布石とすることができ、最悪の事態を回避することができました。

しかし、医者の診断結果を踏まえて団体信用生命保険の申請を行いましたが、審査等に相当時間がかかるとのことで、その間、住宅ローンの支払いはできず保険金が下りるまでは未払が続く状態となりました。一般的に6回滞納が続いてしまうと保証会社より代位弁済を受けることになります。その時点で任意売却をさせていただければよいのですが、即競売に着手という可能性もあります。そうならぬよう何度も債権者と打合せをし、競売にならないよう注意を払いながら団体信用生命保険の審査の結果を待ち続けました。

その結果、代位弁済の前に団体信用生命保険の承認が取れ、保険金で残りの残債を弁済することができました。H様も倒れられた時よりも顔色が良くなり、少しではありますが元気を取り戻しつつあるように見受けられたため、当面はご家族で新しい生活をスタートさせることになりました。

引き続きお父様のサポートもあり、一時はどん底の生活を強いられると思っていましたが、何とか乗り越えていけそうな感じになりました。

住宅購入の際の団体信用生命保険の加入がいかに大切かということが、改めて実感できた取引となりました。