物件は築30年のマンション3階部分で河川沿いという立地で、間取りも50㎡に満たずリフォームもかなり必要な物件でした。所有者は50代女性の一人暮らしで約20年前に中古物件として本物件を購入したのですが、20年以上勤めた職場の経営が傾き職を失ってしまい、しかもそのタイミングで体調も崩してしまい、求職活動も思うように進まず住宅ローンが4か月ほど滞納した頃に弊社で既に任意売却のご依頼を頂いているお客様からのご紹介にて依頼を頂きました。
初めは冒頭に挙げたとおり物件的に苦戦が予想されたのですが、都内で比較的発展地区にあり手頃な価格帯という点で買取業者の問合せが相次ぎ、所有者の早急な売却のご希望が強かったため、ローン申込などで時間のかかる一般客の他に、なんと6社の買取業者の内見をバッティングさせたところ、業者同士が価格を競い合い想定していた金額をはるかに上回る額で任意売却が成立し、しかも販売活動を始めてからわずか10日間というスピード契約となりました。
その間も住宅売却を前提とした生活保護の申請手続きや住宅ローン以外のカードローンやキャッシングの任意整理を弊社顧問弁護士に依頼するなど順調に進み、引越先の賃貸物件探索や内見、引越・産廃業者の手配などもお手伝いさせて頂き、現在は今まで住んでいたマンションの床面積よりも広い二階建て戸建にて新しい生活をスタートされております。
依頼者様から
「もし○○さんからご紹介頂かなかったら、督促状や勧告書が届く中どこに相談したらいいかもわからず、家に閉じこもり毎日時間だけが過ぎていき夜逃げも考えたけど、今回半信半疑でお願いしたにも関わらず、生活保護や任意整理の弁護士相談など不動産以外でも積極的に即行動して頂き、しかも部屋の中を人に見られるのが嫌だった私の気持ちを察していただき、内見もまとめて一回で済ませてくれたり、とにかく早く売却してほしいとの要望もその通りの展開になり、そのスピード感にびっくりしました。私にもこの機動力があればこのような事態にはならなかったはずですが、今後の新たな生活では心掛けていきたいと思っています。本当に有難うございました。」
とのお言葉を頂き、私も休みなしで24時間対応のこの職務に対し一層の励みとなりました。