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横浜市南区O様【マンションの任意売却】希望のプランは断念、しかし最悪な状況は回避!

元々、オーナーチェンジプランを希望されていたO様。 住み慣れたマンションにこのまま住み続ける形で任意売却のご依頼を頂きました。

早速、収益用として検討してもらえるお客様に物件のご紹介させて頂きしたが帰ってきた答えとしては家賃が22万円とかなり高額な金額を提示で、とてもO様が支払える家賃ではありませんでした。

競売の開札日まであと2週間と時間的に厳しく担当者としてはお客様のご希望に添えないという申し訳ない気持ちで一杯でしたが、ただ競売だけにする訳にはいかず不本意ですが現状をお話しし売却のご提案をさせていただきました。

もちろん、O様の希望に添えてないわけですから中々、納得はしてくれません。
しかし、競売にする場合と任意売却する場合のメリット・デメリットをお話しし売却にご納得されました。

すぐに売買契約の準備をはじめたのですが、今度は別の問題が発生しました。

一つは決済日までにO様の引越が終わらない事です。

当初、O様は住み続ける形で弊社に依頼されていたのですからもちろん次の引越先を決めているわけでもなくこれから新居を探さなければなりません。

そこで買主様に状況を説明し、引渡し期限を1週間猶予して頂きました。

それから次の問題は引越に係る費用でした。

今回の売買で多少の引越代は確保できてはいたのですがO様はペットを飼っていた為に通常の契約金より高くなってしまい予算オーバーでした。しかし、O様としてはどうしてもその賃貸物件を強くご希望されており弊社としてはこれから長く住まわれるであろう新居ですから、気に入ってない他の物件に入居されるのも不憫に思い、足りない分に関して本来、弊社が戴ける仲介手数料から補てんさせていただきました。

そうして無事にO様は賃貸契約を結び自宅の決済後に余裕をもって引越をすることが出来ました。

私たちの仕事でいつも思うのは必ずお客様のご希望を100%叶えられるわけではなくお客様にとって70%の出来、若しくは50%になっているかもしれません。

それでも私たちとしては現状で出来る限りの策を講じ、競売にすることなく何らかの形でお客様にメリットをお伝えし、提案する事が必要と感じたお取引でした。