任意売却最新情報

大阪市Y様「住み続けるを断念も競売直前に無事成約」

大阪市内の戸建にお住まいの方からのご依頼でした。

お話をお伺いしたところ、昨年に妻と子供と別居をして仕事を転職したため、収入が少なくなり住宅ローンを滞納してしまったとの事でした。

希望としては売却後も引き続き住み続けたいとのこと、住宅ローンを滞納されて半年以上たっているとのお話でしたので時期的に債権者は競売の手続きに入るのではないかと不安になりました。

翌日の朝一に債権者に連絡をし、保証会社に代位弁済をしていて競売の準備を考えていたとの事でしたので、競売準備する前に任意売却を提案したところ、数カ月の任意売却期間を設ける事に成功しました。

販売準備を始めますが、弊社は関東の業者で今回の物件は大阪市と遠方です。今まで大阪市内で成約を何度か経験があり、近隣の不動産業者や大阪の知った業者に相場を聞き取り販売の準備は整ったところで債権者からの売出価格の返事がきました。

今回の売主様は住み続けたいとの希望ですので、収益物件を買う不動産業者や投資家の仲介をしていそうな業者に当たって検討して頂くも、利回りが合わないとの事で買取りを断念、債権者を何度も交渉し相場の利回りに近づけるも、お客様は現れませんでした。

ついに債権者は競売と任売を並行していく判断をされ、売主様に状況を報告、引っ越し前提の売却もご検討頂くようお願いして、再度販売活動を行うも時期が悪いのか、中々お客様は現れない状況が続きました。

競売のスケジュールも翌月に入り、厳しい状況の中、ようやく内覧のお問い合わせがありました。お客様は入居前提の方で売主様にご内覧のご協力を頂き、翌日には購入を希望されました。

債権者と売主様に報告しようとしましたがここで問題が出てきました、債権者は任意売却を進めて下さいとお返事をもらいましたが、売主様から連絡が一切取れなくなりました。

連絡が取れなくなって一週間が経とうとし、何か事件や事故に巻き込まれたのではないかと不安になり、休日を使って大阪のご自宅に訪問することにしました。

ご自宅に訪問し売主様が玄関ドアから出てきました。連絡が取れなかったのは仕事が忙しくて睡眠を取る時間もあまりなく、私のインターホンで起床したとの事、もう一度競売の状況やお客様の状況を再度説明し、その後契約は無事に終わりました。

決済日までにお引越しが出来ないため、買主様にお願いをして二週間ほどの猶予を頂く事により決済を終えた後も問題なくお引越しが出来ました。