自営の仕事がうまくいかず競売になってしまったK様。早急に任意売却の専門業者に依頼し安心しきっていました。
しかし、時間がたつにつれて具体的な報告もなく期日だけが確定し焦りが出ていました。
当社にご依頼をされたときには開札まで1ヶ月無い緊急事態だったのです。
まず、債権者に連絡を入れると
「これから任意売却始めるの?お宅Kさんの競売の状況ちゃんときいているの?」
といわれる始末でした。
当社としても十分に承知している旨を伝えると債権者もそれであれば時間が無いからと本人からの意思確認をしていただき売却に応じていただける金額等もすぐにお聞きすることが出来ました。
これで売買価格を導くことが出来たのですがKさんの自宅は借地権付建物で地主さんから売却の許可をしていただく費用である名義変更料も確定させなければなりませんでした。
K様の奥様は以前から地主さんと親しくしていたこともあり、まずは奥様から相談していただくことになりました。
しかし、奥様が想像していた親切な地主様と違って競売になって時間が無いこともありもうあきらめなさいと無碍にされる結果となってしまったのです。
平行して行っていた販売活動は実を結び買主も現れていたのですがまだ地主様の名義変更料が確定しないため、話が前に進みませんでした。
もう、時間が無いためK様ご夫婦に了解を得て直接、地主さんを訪問すると最初はあまり良い対応していただけなかったのです。
しかし、こちらが連日話し合いのお願いをし続けるとようやく話し合いの席についていただけることになりました。
時間が無いのですが予算もある為、適正な金額で交渉し続けた結果、こちらの提示額で地主様が応諾して頂くことが出来ました。
結果、売買価格・名義変更料・K様引越し代すべての予算が確定し、後、引き渡し時期について買主に相談しました。
買主は今までの経緯をすべて当社が報告していたこともあり、あらゆることを想定し待っていただいていたのです。
契約日は7月1日で決済は同月の19日と短期で資金を用意して頂き、引渡しについては同月の29日までと猶予していただきました。
無事に契約・決済も行いつつ、K様の引越し先もじっくり探す事が出来、K様が心配されていた娘さんの学区も変えることなく通えるアパートも見つかりました。
無事に引越しも終え、K様は以前お勤めをしていた会社へ復職し安定した生活を今は送られています。