Y様からご依頼を頂いたきっかけは弊社の訪問からでした。
実は弊社からの訪問時Y様は他社に依頼をしていました。
が、しかし依頼していた業者は依頼後一切連絡が無く不安な日々を過ごしていたそうです。
いい加減Y様も不信感を抱きはじめていたタイミングで弊社と出会ったそうです。
是非詳しい話を聞いてみたいとの事で、早速訪問させていただきご希望と状況のヒヤリングをいたしました。
お話を伺うとやはりコロナの影響で収入が激減したことから住宅ローンの滞納に至ってしまい、すがる思いで最初の業者に依頼したそうです。
しかしその業者は「任してください絶対に何とかします」と言ったきりそれ以降一切連絡が来ることなく時間だけが無駄に過ぎていったそうです。(基本的に最低週1回の報告義務があります)
そこでY様と弊社の出会いがあり、弊社から詳しく話を聞いたうえで納得の上、前依頼していた業者には解除通知を出していただき弊社と正式に媒介を締結していただいた経緯となります。
弊社もÝ様が競売になっていることは把握していましたが本格的に業務が始まり精査したところ何と依頼を受けた時点で競売の期日に入っていたことにY様と共に驚愕したことを覚えています。
(Y様もハア~と深いため息とともにもっと依頼するところをしっかり考えればよかったと呟いていました)
兎に角時間が無いとの事が分かりましたので弊社全体で取り組みました。
先ず債権者連絡をしたところ予想はしていましたがやはり時間切れ!万一受けるにしても全額返済尚且つ開札日前日の3週間までに買主を決める事!と言われ何度も何度も交渉を重ねましたが返事は変わらず!
弊社に切り換えていただいてから10日しか時間がなく正直厳しく心が折れかけました。
がしかし10日も時間がある!と考え方を変えて諦めずに出来る限りのことを精一杯しようと強い信念のもと精進しました。
(そうは言っても簡単に完済できる買主がこの短期間に見つかるわけもなく前業者を恨みました!)
債権者から言われたタイムリミット残り2日となりY様には現状を報告し競売に至った場合の対処方法を告げるまでに至りました。
Y様も選ぶ業者を間違えたのは自分の責任だから気にしないでください。と温かいお言葉を頂いたことを覚えています。
債権者の期日最終日を迎えY様の引越し先を検索していたところ、突然内見依頼が来ました。
ご近所の団地にお住まいの方で両親と同居希望との事でした。
仲介からはまだ探し始めとの事で可能性としてはかなり厳しいですが内見をしていただきました。
仲介には事情を説明しており現実的に現金での購入が一番ありがたい旨を伝えてありましたが現金での購入ではない、しかしもともと購入意欲の強い方で気に入った物件があっとことを想定していて銀行の事前審査はすでに通っていて契約さえすれば本審査迄1週間ほどで回答が出る状態との事でした。
当たり前ですが本来何千万もするものを購入するわけですから即購入の回答は出ないと思っていましたが、なんと内見終了から1時間ほどたち仲介から電話が入り「購入申込書」を今から送りますとの内容でした。
FAXが届きそのまま債権者に送りました。
債権者も無理と思っていたようで驚きを隠せない様子でしたが「購入申込書」を提出して2日後無事に承認が降りて決済段取りに至りました。
Y様も競売を覚悟していて引越費用までご身内から借り入れる段取りまでしていた矢先の出来事で驚きと喜びでお電話の話声が周りに聞こえるほどでした(笑)
契約は持ち回りで行いY様ご自宅で行いましたがご家族全員(奥様、娘さん2人)からお礼のお言葉を頂きました。
「本当に訪問していただいた方がいなかったらどうなっていたか?その後も1度は諦めたにも関わらず全額を返済できる買主さんを探していただき本当にエスカレードさんに依頼して良かった」涙ながら言っていただいたことで大変だったことが全て吹っ飛びました。
弊社は依頼者様の問題点をお客様と一緒に考えて、「競売」という限られた時間の中で依頼者様の希望を叶えることを大前提に決して諦める事なく最大限の力を発揮する事をモットーにしております。
お一人で悩まず無料相談窓口、ホームページもございます。困ったときにはお気軽にご相談ください。