任意売却事例

青森県T様『山間部の不動産で買主が見つからない…。 競売に進んだ後も諦めず、競落+引越費用確保でご家族を守り抜いたケース』

T様は、ご自身が生まれ育った土地に新築住宅を建て、お母様と一緒に暮らしていました。しかし病気で働けなくなってしまい、住宅ローンの返済が徐々に困難に。そんな中、インターネット検索で当社を見つけ、ご相談いただきました。


■ 連絡が難しい状況でも、密にコミュニケーションを取りながら販売活動を開始

T様は現在携帯電話が使えず、お母様の携帯を借りてご連絡をしているため、連絡が取りづらい状況でした。

それでも当社では、
「不安な気持ちのまま一人にさせない」
という思いから、できる限り密な連絡を取りながら販売活動を進めました。


■ 山間部の物件のため、需要が低く、債権額と市場価格がまったく合わない

市場調査の結果、物件は山間部の町に位置。
土地・建物自体は大きいものの、需要は限定的でした。

そのため、

  • 買取業者

  • 地元の不動産会社

へ営業活動を行いましたが、
債権額に見合う金額を提示できる買主は見つからず…。

さらに、債権者から提示された販売価格は市場よりも高額で、募集開始後も問い合わせはゼロ。
地元業者からも
「その金額では購入は難しい」
という回答しか得られない厳しい状況でした。


■ 債権者へ粘り強く交渉し、ようやく価格が軟化。しかし…

何度も債権者と交渉を行い、少しずつ価格を下げていただきました。

そのタイミングで、
近隣で物件を探していた一般の方から問い合わせが入り、内見希望をいただくことに。

ようやく光が見え始めた――
と思った矢先、販売から一定期間が経過してしまっていたため、
債権者より競売が申し立てられてしまいました。


■ 競売開始後の債権者は厳しく、希望価格には届かず

競売手続きに入ると、債権者は競売費用を負担している分、態度が厳しくなりやすいものです。

今回も例外ではなく、
一般のお客様の希望購入価格では到底承諾が得られず、交渉は難航。

このままでは、
引越費用すら確保できないまま強制的に退去となってしまう 危険性がありました。


■ 「依頼された以上、引越費用だけは絶対に確保したい」

当社では、T様とお母様の状況を考え、
なんとしてでも引越費用を捻出する道を探しました。

その結果、
協力会社へ「競売に入札できないか」を打診。
T様の事情をお伝えし、競落後に引越費用を確保できるよう協議を進めました。


■ 協力会社が競落に成功。T様の引越費用を確保

協力会社は実際に 競落に成功
そこからT様の引越費用を捻出できる体制が整いました。

さらに、引越先も一緒に探し、
物件元の仲介業者にも交渉を行い、円滑に段取りを進めました。

持病をお持ちのお母様にも負担がかからないよう、
スケジュールから移動方法まで細かく配慮し、
無事にお引越し手続きを完了することができました。


■ 「競売になっても最後まで助けてくれてありがとう」

T様からは、最後にこう言っていただきました。

「競売になってしまったのに、引越しまで全部対応してくれてありがとうございました。
これからは病気とうまく付き合いながら、新しい生活を始められそうです。」

当社としても、最後まで諦めずサポートできたことを大変嬉しく思っています。


■ 競売開始後でも、諦める必要はありません

今回のように、
「買主が見つからない」「債権者と価格が合わない」「競売開始してしまった」
という状況でも、解決の道が残されているケースは多くあります。

当社は、

  • 債権者交渉

  • 競売対応

  • 協力会社との連携

  • 引越し支援
    までトータルでサポートしています。

どんな状況でも、まずは一度ご相談ください。
あなたにとって最善の未来を一緒に探していきます。

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