任意売却事例

岡山県 H様『叔母の滞納で突然一括返済を請求されたH様。複雑な相続・共有名義の整理から売却完了まで伴走』

今回ご相談いただいたH様は、ご自身は物件に住んでいなかったものの、同居していた叔母様が住宅ローンを代わりに支払っていました。ところが、H様の知らぬ間に滞納が発生し、ある日突然、債権者より一括返済を求める督促が届いてしまったとのことでした。

困り果ててインターネットで情報を探される中、当社のホームページをご覧いただき、お問い合わせくださいました。

さらに詳しく状況を伺うと、
所有者名義が複数人で、途中で相続が発生しており、権利関係が非常に複雑になっていることが判明しました。


■ すぐに債権者へ連絡し、時間的猶予を確保

H様からご相談を受け、まずは現状把握を行い、すぐに債権者へ連絡。
滞納は「発生したばかり」という状況だったため、
すぐに厳しい対応を取られる段階ではなく、一定の猶予期間が確保できる状態でした。

この猶予の間に、複雑な権利関係を整理し、売却に進められるよう体制を整えていく必要がありました。


■ 相続人・共有名義人の整理

関係者をひとりずつリストアップし、意向を確認しながら調整を進めました。

しかし、中には
「自分は関わりたくない」
という方もおり、相続放棄期間は過ぎているケースも発生していました。

そこで当社は顧問弁護士と協議し、
家庭裁判所への相続放棄の陳述書提出を提案。
結果、放棄が認められ、関係者の整理が大きく前進しました。

また、遺産分割協議書が必要になる点についてもアドバイスし、
相続人・共有名義人で協議を進めていただいた結果、H様が単独で相続する形が整いました。

名義変更については、当社から司法書士をご紹介し、
スムーズに単独名義へ変更 → 売却が可能な状態に整備しました。


■ 債権者交渉と販売活動の両輪で対応

当初は地元業者や買取業者へ営業活動を行いましたが、
条件の合う買主がなかなか現れず、ちょうどその頃、債権回収会社への移管が決定。
そこで新たな債権者とも交渉を開始しました。

しかし、提示された金額は相場とかけ離れた高額で、
販売活動の条件とは大きくずれていました。

それでも当社は交渉を粘り強く続け、
何度も金額調整を行った結果、近隣相場に見合う価格まで引き下げることに成功

その後、近隣業者・買取業者へ再度営業をかけ、
債権者が納得し、かつH様の希望に沿う
銀行融資特約(停止条件付)なしの買主を見つけることができました。

さらに購入者とも細かい条件調整を行い、
H様の負担を最小限にした形で契約をまとめました。


■ 引渡し当日、H様からの感謝の言葉

決済・引渡しを無事迎えることができ、当日H様より、

「本当に助かりました。
名義が何人もいるこんな複雑な物件が売れるなんて思いませんでした。
迅速に整理してくれて、次の生活資金まで確保できました。
これでやっと本来の生活に戻れます。」

と、大変喜んでいただけました。


■ 担当者より

今回のケースは、

  • 共有名義

  • 相続人の整理

  • 相続放棄の提案

  • 司法書士連携

  • 債権者交渉

  • 買主探索

  • 条件調整

と、多数の工程が絡み合う非常に複雑な案件でした。

しかし、一つひとつ確実に整理し、関係者と調整しながら進めることで、
最終的にH様にとって最善の結果を実現できました。


■ 弊社からのメッセージ

当社は、
任意売却の専門会社として、複雑な権利関係の整理から売却、引越し、債務整理相談までワンストップで対応しています。

どんなに難しい状況でも、一人で抱え込まず、まずはご相談ください。
経験豊富なスタッフが、お客様にとって最善の解決策をご提案いたします。

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