平塚市内の海に近いマンションにお住まいの方から売却の依頼があり、ご家族との間に問題があったため、別居をして実家の近くに引っ越しをしたいとの事、すでに娘さんは父親の実家に住んでおり息子さん２人はお仕事関係で近くにとどまるので、各お引越しの手配もお願いされました。
今回の債権者は売出価格の指示がなく、買付がくるたびにその都度検討をするとのお話でした。価格は下げることが出来ても上げることは厳しいので相場より少し高めから販売を開始しました。
もうすぐ夏の時期がくるので本物件はバルコニーから海は見えませんが、共有部分に展望施設があることによっていつでも海を眺められるマンションとなり内覧の問い合わせに期待することにしました。
その後数組のご案内をしましたが同等のマンションに在庫が多数あり、海が見えるお部屋なども他業者で販売を行っていたため、弊社の販売しているお部屋には中々お客さまが決まらず、歯がゆい思いをしておりました。
債権者にも同等のマンションの販売状況を報告し、販売を行っているお部屋はリフォームも必要なので相場より下回る販売を行わなければ、買主を見つけることが厳しい旨を伝える事によって債権者の応諾頂ける金額を見出すことができ、改めて販売活動を再開しましたが夏の時期が過ぎたためか、その後のお問い合わせはぱったり止みました。
　本マンションの他のお部屋もいくつか在庫が残っているため、今後も苦戦を強いることが目に見えていたその時、弊社の販売しているお部屋の真上のお部屋が成約されている記録がここ数日前に現れ、その購入者が不動産業者でした。
　早速その不動産業者を調べて問い合わせをして、弊社が販売しているお部屋の買取りをご検討頂き、その後買取りの承認を貰いましたが、予想以上にリフォーム費用が必要だったため、債権者の応じる金額を弊社の仲介手数料を一部献上することによって今回は進められることになりました。
　問題は引越費用が予定していた金額より少なかったため出来るだけ費用を抑えられるよう弊社が間に入り、賃貸業者や引越し業者に費用を抑えて頂くよう無理を承知でお願いすることによりお引越しが完了して、翌日の決済も無事に終えました。