自宅が競売になり、今後のことに不安になっていた元奥さん。自宅には長男様・次男様とともに３人家族で住まわれていました。

元・主人はまだ荷物は残っているものの、すでに退去ずみでいずれ競売になると知らされており、それがいつになるかはわからずに不安な思いの中で生活していました。

将来的には退去しければならいないと少しずつは引越資金を準備はしていたものの思うようにはお金がたまっておらず不安のある状態でした。

そうした不安から当社に相談にこられました。

 実はこの自宅の名義は元・主人の単独となっており、任意売却をするにはご主人の同意がなければ話は進みません。

以前にも自宅の売却については相談もした事がありましたがご主人は法的手続きを進めており、ご主人は弁護士任せであまり真剣に話を聞いてくれないとの事でした。

奥さんも半分あきらめていた様子でしたので替わりに弊社がご主人に話しをすることにしました。

 　奥さんからご主人の連絡先を伺い何度か掛けるとやっと電話にでてもらえました。

最初、少し面等くさい様子でしたが奥さんから相談を受けたことやこのまま競売にするより任意売却を進めた方がメリットがあるとお伝えし渋々アポイントが取れました。

数日後、自宅にてご主人と面会し、より詳しく今後の流れや残されたご家族にメリットがあることを説明させていただきました。

 　ご主人は法的手続きの為、弁護士に依頼はしていましたが任意売却についてはあまり詳しい説明を受けていませんでした。まさかそんなにメリットがあるとは知らされてなかったのです。

それを理解したご主人は快く弊社に依頼して頂きました。

債権者と交渉を開始、売出金額等の確認後販売を開始しました。M様の物件は少し大きめの建売で見栄えも良かったので２ヵ月後には買い手を見つける事ができまた。

売却代金の内訳には今回、荷物の移動が主人・奥さん長男・次男の３箇所に分ける為、引越し費用については通常より２０万多く計上し交渉しました。

幸い、債権者の担当者もその内情を理解してくれ私が提出した配分案ですべて了承していただけることになり結果的には十分な引越し代を債権者に認めてもらえることになりました。

奥さんたちにはそのまま引越し準備に入っていただき、今まで少しためてきた預金と今回、任意売却で捻出した引越し費用をたして無事に移転先まで決める事ができまた。

 　家族はバラバラに分かれてしまいましたがそれぞれが安心できるお住まいで今は生活をされております。