任意売却最新情報

川崎高津区M様「過労が祟り精神的な病からローン滞納」

今回のお客様は、大手の金融機関で勤務されているお客さまでした。こちらのお客様は、自宅としてマンションを購入されたのですが、転勤が決まり、自宅を暫く賃貸として保有されていたとの事でした。賃貸開始当初は賃借人も付き、問題なくローンの返済分を賄えていたとの事でした。しかしながら10数年時間が経過し、周辺に新築のマンションやアパートが建築されていくと、築年数が古くなった本物件は賃借人から選ばれなくなり、空室の期間が徐々に長くなっていったようです。それでも、貯金を切り崩したりボーナス分を返済に回したりしてやりくりしていたそうですが、とうとうお客様の過労が祟り、精神的な病を抱えてしまったそうです。その結果、本業の収入は激減し、本物件のローンが払えなくなってしまった、ということで、弊社へ任意売却のご依頼を頂きました。

よくよくお話を伺っていき判明したのですが、こちらのお客様は他にも収益物件を保有していて、そちらは賃借人が付いている場合でも毎月手出しが発生していて、これも負担になっていたようです。

弊社の方ではこれらも纏めて任意売却を請け負いましたが、本物件は築古であったことや戸数が少ない事から修繕積立金が高額で、駐車場も無い、という物件でした。特に、駅から徒歩25分の立地であり、急な坂の途中に建っているのにもかかわらず駐車場が無いことから、なかなか買手の見つからない状態が続きました。

周辺には過去には月極駐車場があったそうですが、その駐車場もいつの間にかアパートに変わり、お客様が住まれていた時期と一変していた本物件の周辺環境にはびっくりされていました。

そのような状況でも、弊社としてはなんとかお客様のお力になりたい一心で、根気強く営業活動を続けました。周辺の不動産業者を回って、「物件を探しているお客様のニーズに合えば是非ご紹介ください。」と情報提供を続けました。

その結果、約1年かけて債権者交渉と買主探索を完了させ、任意売却での解決に導きました。

早期解決がモットーな弊社でも、稀にこのような難しい物件ですと時間を要すことはあります。とはいえ、この「1年」というのはコロナの影響で債権者側の対応がとても時間がかかったという事も原因の為、弊社でなければもっと長い期間がかかったのではないかと思います。

どんなに難しい任意売却でも、弊社は一生懸命取り組まさせて頂きます。

「うちの物件は無理だろう」と諦めている方も諦めず、是非一度、ご相談ください。