今回のお客様は、都内にお住いの30代会社員のお客様でした。
この方は金融大手企業にお勤めの方で、バリバリ仕事をこなし、若くして立派な肩書を持つなど、社会的に地位を築いてきた方でした。仕事に没頭する日々を過ごしていた最中、友人の紹介でとある不動産業者の営業担当者と知り合ったそうです。お客様は、友人の紹介で知り合ったことからその担当者を完全に信用してしまい、言われるがままに収益物件を3件購入してしまいました。購入してから1年が経過した時、担当者の言われたとおりに利益が出ているのか確認をしようと集計したところ、それら3件とも全て、説明を受けていたような利益は出ておらず、利益どころか赤字が発生している事が判明しました。これがお客様の中で年を追うごとに大きな悩みの種になっていき、ついには精神的な病を抱えてしまい、仕事も休職をすることとなってしまったのです。それが原因で収入が減り、不動産の減価償却の恩恵を受けていた税金のメリットが少なくなり、赤字はさらに膨らんでしまったそうです。そのタイミングで弊社へご相談頂いたのですが、3件あるうちの1件である本物件は特に酷く、管理会社が実体を伴っていない、サブリース契約の賃料も1年以上支払われていない、賃借人に関する情報が一切無く、入居しているのかすらも不明。という状況でした。
売却を実現するためには、まず物件の状況を整理する必要があります。我々は本物件に何度も通い、賃借人の有無確認や、賃借人との面談、賃貸借契約内容の確認、新管理会社への引継ぎ等を行いました。
すると、入居者様はもう6年もこの物件に住んでおり、しっかりと毎月の賃料を支払っていたことが判明。また、旧管理会社は賃貸借契約の更新や定期的な賃貸保証や火災保険の案内も行っておりませんでした。その上、所有者様に対しては1年以上も賃料の滞納をしていたのです。
このような問題が発覚する物件は多くはありませんが、これを一般の方が一つ一つ進めていくのは本当に骨が折れます。
我々はお客様の手を極力煩わせずにスピーディーに進めて行く事をモットーとしております。
収益物件をお持ちのお客様は、本業のお仕事で忙しい方が大半です。「自分で債権者交渉なんて無理」「仕事で忙しいのに自分でいろいろやるなんて考えられない」というお客様から「本当に最小限の労力で済む形でやってくれたので助かった」「自己資金を投入して残債を完済しなければならないものだと思っていたが、こんなことが可能だったなんて。。。」と感謝と感動の声も多くいただいております。
「債権者から、抵当権を抹消する為には完済してくれないとできないと言われていて売却が出来ない」「サブリース契約のせいで利回りが低く、なかなか売却できない」等の収益物件の売却に関してお悩みのお客様は、是非ご相談くださいませ。