任意売却最新情報

川崎市幸区N様「不可能を可能に買戻しを無事達成」

弊社の訪問担当は、定期的に裁判所の公告を閲覧し、競売になっている方にお話を伺いに訪問しています。

川崎市にお住いのN様も訪問担当がきっかけで話を伺うこととなりました。N様はご自身で事業をしており、その資金として何社かの借入がありました。しかし、業績不振の為支払いが滞り住宅ローンの未払も嵩んできてしまったようです。改めて話を聞くと新規事業展開を手掛けており半年後には業績の好転が見込めるとのことでした。
 その為、いずれ買戻すことを前提にオーナーチェンジができればとの希望でした。

まず、我々が行ったことは、第5順位までついていた抵当権者に連絡を取り、取引可能となるように売買の際の配分案や判子代等の話し合いを行っていきました。各債権者は原則全額回収が希望ですが、決して市場は良くありませんでしたので、それが可能な高額取引はとても望めませんでした。後順位になれば配当が少なくなりますので、低い配当、判子代で応諾いただけるよう説得しなければなりません。

次に、実際に取引されている価格帯を知るため市場調査を行い、また、一般エンドユーザーの買手が現れなかった場合、または早期売却を図らなければならない場合の時のために、買取業者に見積金額を出させました。その買取業者の見積金額をもとに各債権者と話し合いを重ね、配分案を決めることができました。

不動産の売買金額はおおむね決まりましたが、いざオーナーチェンジを行うとなるとそれなりの家賃設定になります。N様にはその旨を話し、少し高めの家賃設定をご納得いただき、且つ半年後には買戻すことを条件に弊社の関連業者と取引を進めることとなりました。

N様はこの取引で競売は回避され、滞納管理費も解消、一部残債は残ったものの各債権者へ返済も終え晴れて新しい生活が始まりました。

それから半年後、N様は予定通り新規事業もうまくいき買い戻す為の資金を用意することが出来たと連絡が入りました。買戻しをする名義はN様個人ではなくN様が経営している法人名義にするとのことで早速、オーナーチェンジを引き受けて頂いた関連業者との間で売買契約を締結し間もなくして代金決済を行い無事買戻しを完成することが出来ました。

N様は当初、無理を承知と知りつつダメもとで訪問担当に今回の希望をお話しされたと言います。

無理だと一蹴されるかと思いきや「やれますよ!やってみましょう」と言われ半信半疑でもう後がないと思い依頼したことが100%思い通りになったことに驚きを隠せないといった感じでした。

当社は「不可能を可能に」をモットーに日々ご依頼者の希望を実現することの努力を惜しみません。