ご依頼者様は千葉県にお住いのM様。コロナの影響で大幅な減収になり、生活が苦しくなった所にご家族もコロナに罹患し、収入減と入院費用の捻出により滞納をはじめたそうです。このままではいけないとインターネットで検索している中、当社のホームページをみて頂き、問い合わせ頂きました。
まずは相談員が現状の生活状況をヒアリングさせて頂き、じっくりとお悩みとご希望を伺いました。
ご依頼者様のご希望は、お子様の通学している学校を転校させたくない、自宅を売却しなければならない状況は理解しているが、その後もできれば住み続けて今まで通り学校に通える環境にしたい、との事でした。
滞納をしはじめて比較的、早い時期にご相談を頂いたこともあり、任意売却を進めていくなかで、ご依頼者様のご希望であるリースバック条件での売却にて販売活動をしていく事になりました。通常の売却よりもハードルが高く、なかなか購入希望者が現れず苦戦しましたが、当社のネットワークと広告力を最大限活用して集客し、なんとかリースバック条件での購入希望者を見つけることができました。
ご依頼者様の状況についても、体調不良により入院生活を余儀なくされることもあり、その後、無事に退院されましたが、長期間にわたる入院生活の影響で生活状況は厳しい状況が続いているようでした。ご依頼者様のそういった事情も考慮し、リースバックにかかる賃貸初期費用についても買主様にもご協力頂き、極力抑えて手続きができるよう尽力致しました。
最終お取引日に、すべての手続きが無事終わると、「なんとか今の家に住み続けられることになってよかった。親のせいで子供に引越しをさせることなく、最低限の責任を果たせてよかった」と当面の懸念点が払拭され、ほっと胸をなでおろした様子でした。
いまでは、上のお子様が某大手企業に就職され毎月、生活費を入れてくれるようになり生活状況が大幅に改善されたと喜んでおりました。