今回ご依頼頂いたお客様は、八王子市内に戸建を所有されてる６０代のA 様からでした。
A様は事業を営んでましたが、大病を患い数年間仕事ができる状況ではありませんでした
住宅ローン債務は無かったのですが、ご自宅を担保に事業資金を借り入れており、その債務返済が滞ってしまい差し押さえ、競売となってしまいました。
東京都内の競売進行は他の地域と比べ裁判所が早く進めていく傾向があります。A 様から当社にご依頼頂いた時点で開札日まであと一ヶ月しか時間がない状況でした。
A様も早く何とかしなきゃいけないと考えてはいましたが、いろんな業者からDM や訪問がありどこに相談してよいのかわからず時間だけが過ぎ混乱されたそうです。当社に依頼しようと決めたのは開札近くになり他の業者からの営業がなくなりいよいよ競売で処理されてしまうのかと諦めていたところ当社から届いた手紙を見てまだ競売取下げ間に合うかな？半信半疑でご連絡してみたとのことです。
早速ご連絡頂き面談となりましたが、任意売却にあたり問題がありました、一つ目は競売開札日ギリギリで残り時間わずかな事、二つ目はA 様自慢の立派なご自宅でしたが建築当時ご自身で案をたてお知り合いの建築会社にご依頼されました、しかし出来上がった建物は立派でしたが建築基準法上の容積率を大幅に超える建物だった事です。建築当時A 様は取り壊されるわけではないから、とそんなに気にはしてなかったそうですが、いざ売却となりますと話が変わります、立派な建物でも基準法違反の建物ですから銀行でローンが組めません、そうなりますと買主探すにも限定されてしまいます、本来ならば気持ちよく売買できる本当に素晴らしい建物でしたが買い手が付きません。時間も限られたなかでなんとか買い手がみつかりましたが、ここでも問題発生です、買主様のご提示された金額が競売取下金額に届きません、開札日まであと僅かと厳しい状況でしたが、当社必死の努力で買主様交渉にあたり数百万の買い上げに応諾いただけました。急ぎ競売取下げ手続きをとり開札日前日に無事競売は取下げ、回避ができました。今回A 様は住み続ける事はせずお引越しを選択されましたが、ご家族のお引越費用、賃貸新居費用の資金はありませんでした、本来ならば売却代金の中から工面しますが、今回はギリギリの予算でそれが出来ませんでした、しかし当社を半信半疑でも信用してご依頼頂いたA 様そのまま放っておくわけにはいきません、引越費用、新居初期費用全て当社が仲介手数料を削り捻出し無事新居に移れました。A 様は当社の対応に大変感激され本当にありがとう！と涙を流されました。A 様のお力になれたと感じたとても嬉しい感謝の言葉でした。
競売は開札日の前日まで取下げができれば回避はできますが、競売を申し立ててる側がギリギリで受けてくれることはごくわずかです。今回のA 様の件は周りの状況がよかった事もあります。住宅ローン、他債務の支払いが大変など競売になる前にご相談頂ければもっとA 様に有益な形で話を進められることができたかもしれません。時間経過する前に、まずは一度当社までお気軽にご相談・お問合せ下さい。